まいった。 原点回帰？ギャグ満載？ 自分は見るまで、それは「アリ」だと思ってた。 しかし・・・。 辛口になるつもりはなかったが、この作品はあまりに酷い。 この作品が面白いというヤツにあえて聞く、 「お前、何見てたんだ？」と。 まず、作品としてなりたってない。 ご馳走、ヤキニクを食べようとしたときに起こった災難。 野原一家は、何がなんだか分からぬうちに追っ手から逃れ、 なぜか指名手配になる。 野原一家を捕まえ、熱海のボスのところへ連行しようとする敵一派と 敵のボスの誤解を解くために、追っ手から逃れ、熱海へ向かう野原一家。

野原一家の逃げる理由がわかんないんですけど。

監督の好きな映画のパロディもすべりまくり、っていうかわかんないし。 ボスの踊り歌のときには、「もう出ようか」と本気で思った。

ここで書いておく。 自分はクレしんのギャグに対しては、はっきり言って「好き」である。

しかし、それはストーリーあってこそ。 中身のない、その場しのぎの技（ギャク）の品評会には、 つきあう気はさらさら無い。

前１０作が面白かっただけに期待して行ったのだが、充てが外れた。 来年もこうなら、はっきり言って水島監督が交代するまで、 自分は劇場で見るつもりはない。

お下品、お下劣、教育に悪い？ 大いに結構！ しかし、ストーリーだけはしっかりしてくれ。

もう一度書く。今回は本当に、 まいった。