コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 機関車先生(2004/日)

古典的だが邦画の王道。『Dr.コトー』や『学校』系のストーリー展開。8人の子役たちやいぶし銀の名脇役の演技に支えられながらも坂口憲二の好感度はアップした。この夏のダークホース的映画。ちなみに大塚寧々は確実に「呑み屋の女」という地位を確固たるものにしつつある(笑)。
IN4MATION

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







修平と洋子、満とその父・網元、誠吾の祖父にあたる児玉兵衛門とのエピソードばかりに目がいくが、未就学児(名前忘れた・・・)の子の挙動が無邪気で可愛い。 機関車との別れのシーン、この未就学児と満・修平の泣き顔が最高だ。

修平の父には漁師役が似合う時任三郎をキャスティングしてほしかった。それやるとまんま『Dr.コトー』ライクなんだけどね(笑)。

あと、僕的には兵衛門は誠吾の「母親の父」という設定よりも、誠吾の「父親の父」という設定の方がよかった気がする。

息子は敗戦の中、負傷兵として存命。母が誠吾を産んで間もなく逝去しているという逆の設定の方がラストの兵衛門のセリフ、「今度は母親(父親)と一緒に島に来い」が響いてくると思うんだけどなぁ。

よそ者の男と娘との駆け落ち婚に勘当を突きつける父よりも、軍国主義の父と海軍士官でありながら現実的な物の見方をする息子を勘当する父の方が昔気質な威厳があるし、折れるに折れられない兵衛門の心理描写も納得がいくものと思えるんだけど。。。

ちなみに讃岐弁は無茶苦茶。 さらに余談だが寺島しのぶは誠吾の母の若き日の写真という設定のみでの登場。残念だ。。。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (1 人)わっこ[*]

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。