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[コメント] おしゃれ泥棒(1966/米)

大学生の頃に彼女とビデオをレンタルして深夜に観賞。破綻のない物語のように思えた当時。改めて観てみると「おしゃれ」が一人歩きしてしまったような感じ。ブーメランとか必要ないでしょ、的なw
IN4MATION

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 贋作父さんは引退し(?)、泥棒だと名乗っていたその彼は実は探偵で数多くの美術館の顧問鑑定士。ラスト、ヴィーナスは永久に鑑定されない所に行き、探偵さんは贋作父さんの娘と無事ハネムーンに。これ以上ないハッピーエンド。誰も損してないし(保険会社さえも)誰も傷ついてないし、血も流れない。あ、前半の銃の暴発は別として。 ホント、ハッピーじゃないか!

 どのキャラクターも個性的で際立っている。警備員一人ひとりさえも。

 ただ、ちっとも「おしゃれ」じゃないんだな。

 ヘプバーンの洋服も、泥棒の手口も、彼が贋作を見破る天才だってオチも。

 当時、「おしゃれ」だと感じたのは、僕にこの作品が「とってもおしゃれ」だと勧めてくれた彼女が「とってもおしゃれ」だったからなんだろうな。

 ヘプバーン、確かに可愛いけど、相当頭の中で美化してた。永遠に『ローマの休日』や『ティファニーで朝食を』のままなんだもん。僕の頭の中では。

(評価:★4)

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