[コメント] 戦場でワルツを(2008/イスラエル=独=仏=米=フィンランド=スイス=ベルギー=豪)
観ていて何か変だと思ったら、このアニメーションの絵は、インタヴューに応えている人が「喋っている内容をそのまま描写しているだけ」だからだと気付いた。バルコニーに人がいるなぁ、と絵を見てわかるのがアニメなのに、「バルコニーに人がいるんだ」とモノローグが入った後にその絵を見せられても・・・。絵は必要だったか?
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ラストの実写に繋げるためのアニメなのかもしれないけれど、余りに日本のアニメーションと異なり過ぎて違和感を覚えた。
通常、アニメーションでは情景は絵で見せ、セリフと一部のナレーションのみ音声で表現される。
川が流れている絵を見せながら、「川が流れている」などと語るアニメーションはまずない。この作品は全編そんな感じで、喋っている内容が版画のようなアニメで「再現」されているだけだ。
そういう意味では、この映画はアニメーションとして観ちゃいけないし、評価してもいけないんだと思った。
サブラ・シャティーラの虐殺なんて事実、日本では全然報道されてないし、僕が詳しく知る由もない。
ただ、冒頭の走る犬のアニメーションシーンからは想像しえないラストであることだけは確かで、何も予備知識を持たずに観た僕は、正直かなりドン退きした。
死体の山の実写フィルムをラストに突然持ってくるなんて有り得ない手法だと思った。
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