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[コメント] DESTINY 鎌倉ものがたり(2017/日)

ファンタジー・ホラー要素満載の純愛映画。この物語のいいところは全て一色夫妻(堺雅人・高畑充希)の愛情表現の仕方にある。特に高畑充希のそれは愛らしく、好みの顔ではないのにキュンキュンする。VFXを駆使したパートは全てあってもなくてもいい。監督がやりたくてやりたくて仕方ない世界観なのだろう。
IN4MATION

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







泣けたところ。

遺体が見つからないから黄泉の国に行くことを決意する亜紀子(高畑充希)が書き置きをして家を出る。手紙に気づき追いかける正和(堺雅人)とのやり取り全て。

私が傍にいると先生の寿命が短くなる云々。追いかけてきてくれて嬉しかったかんぬん。 笑って去ろうと思っていたのに、やっぱり泣いちゃう......というくだり。

逝ってしまった亜紀子を思い、初めて亜紀子と出会った日のこと、亜希子が家にいた頃のことを思い出し、黄泉の国に迎えに行くことを決意する正和。

この辺り、二人の純愛ぶりが遺憾なく発揮されていて泣けてきた。

そもそも黄泉の国では想像力が全て、という割りには正和がイメージするものは竹刀やら木製の門やら貧弱なものばかり。想像力が欠如しているとしか言いようがない。

作家なのだから、もっと想像力を駆使して天頭鬼を倒してしまえばいいものを。

時代背景が東京オリンピック前後とのことなので、ビームサーベルとかは無理だろうけれど、せめて竹刀ではなく真剣とか、木製の門ではなくコンクリートの巨大な壁とか。

脚本的には、「DESTINY」の意味、年の差夫婦の理由、貧乏神の茶碗、甲滝五四朗の正体など伏線を回収しながらの展開で楽しめた。黄泉の国での居所をキンさんが知っていた

で、キンさんの実年齢は幾つなの?笑

黄泉の国での甲滝五四朗の居所をキンさんが知っていたのはなぜ?

(評価:★4)

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