バカリズムの女子目線は少しの毒とユーモアの加減がいつも絶妙で同性からも笑ってもらえる強みがある。この場合の同性とは女性のことね。

最初、バカリズムがなぜOLの格好をして女優陣に混ざっているのかわからず違和感しかなかったが、女子トイレの便座に尻をつけるかつけないか、同僚の尻が綺麗か汚いかを鏡越しに話すシーンで爆笑してからはその違和感も取り除かれ一気に持っていかれた。

「御小峰さま」と呼ばれる数々のエピソードも、臼田あさ美が自ら設定に乗っかり面白がって演じているので安定の笑いがある。

ラストでバカリズムが消えてしまうのだが、その頃には彼女(彼)が消えてしまった写真が寂しく見えるほどに、そこにいて当たり前の存在になっていた。

夏帆目当てで見たが、臼田あさ美の方が美味しかった。