★3 | 遠すぎた橋(1977/英=米) | それぞれがパノラマティックに描かれていて演技も上手く映像も美しいが、どうしても一つ一つの描き方が薄くなってしまう。それがオールスター映画の宿命であって、観賞後の印象はいまいち薄くなってしまった。 | [投票] |
★5 | 雪之丞変化(1963/日) | 豪華スター達の個性を殺すことなく、且つ舞台的な要素も含めて、この作品を芸術としての映画にまで押し上げた製作スタッフ達には頭が下がる。後生まで語り継ぐ価値は十分にある。個人的には三枚目キャラの市川雷蔵のうまさが光っていた。 | [投票] |
★4 | 二百三高地(1980/日) | これだけ日本人が死ぬ映画は観たことがない。これは右派的か左派的かと問われると答えづらいが、さだまさしの主題歌は明らかにこの映画を反戦映画の域に高める効果はあった。業を背負ったような重い演技は仲代達矢の独断場だが、ほぼ紅一点の夏目雅子の美しさが印象に残った。 | [投票(2)] |
★4 | 8人の女たち(2002/仏) | 歌と踊りと女と殺人・・・ミステリー仕立てになっていて楽しめるが、映画館の観客が中年以上の女性ばかりだったので非常に肩身が狭い思いがした。 | [投票] |
★4 | Dolls(2002/日) | 映画館に行ったら女性が非常に多かったので何となく肩身が狭かったが、十分に日本の持つ四季の美しさを堪能出来た。物語も、現在でありながら今まで出会ったことのないような別世界が広がっていて、こういう世界を描くには映画が一番だと再認識させられた。 | [投票] |
★4 | ギャング・オブ・ニューヨーク(2002/米=独=伊=英=オランダ) | 実に良くできている。特にセット・美術はCGに頼らない映画本来の力がこもっていて圧巻だった。また、U2の主題歌が作品のテーマに沿っていて、久し振りに主題歌らしい主題歌を聴いた。だが、観賞後の印象はあまり残っていない。これだけ良ければ残るはずなのに一体何故だろう。 | [投票] |
★3 | マトリックス リローデッド(2003/米) | 益々ウォシャウスキー兄弟の「オレ映画」と化していて観客の理解を置き去りにして突っ走っている。しかも見所のアクションは予告編やCMでほとんど紹介されていて驚きが全くない。ジェット・リーが出なくて良かった。出たらキアヌのアクションがぎこちなく下手に映ったはずだから。 | [投票] |
★2 | サイン(2002/米) | 監督の作風は変わっていくものだが、少なくともこの作品に関して観客が望んだものはあの終わり方ではなかった。「エッ、だから何なの」という印象。それにしても、この監督の作品は脚本料と主演俳優のギャラの高さを除いたらかなり安く仕上がっている。 | [投票] |
★4 | ターミネーター3(2003/米) | 完結したはずなのに、重箱の隅をつついたように物語を作ったからタイムパラドックスの説明が釈然としない。見終わって思ったのは、余りにやさぐれて印象の変わったジョン・コナーと大人になったクレア・デーンズとキャメロン監督の偉大さと、「4」を予感させるターミネーターの言葉だ。でも、久々にハリウッド流のドンパチが見られたのは嬉しかった。 | [投票] |
★5 | たそがれ清兵衛(2002/日) | 実に時間をかけて作り込んでいるのが見えて、こうした作品を観られたことに嬉しくなった。和むところで和ませて殺陣ではしっかり緊張感を出すという緩急が自在なのも感心した。そして、決して押しつけているつもりはないのにラストの井上陽水の主題歌でうっすら涙を流させるところまでしっかり計算されている。 | [投票] |
★4 | シカゴ(2002/米) | 日本語字幕無しでもどういった場面なのか想像がついたし、歌と踊りはパワーで押しまくっていて実に気持ちよく観られた。女優2人がマリリン・モンローとルイーズ・ブルックスに見えて仕方がなかったが、そう見えるように狙ったのだろうか。 | [投票] |
★4 | ロード・トゥ・パーディション(2002/米) | ドラマ、映像、演技と全体として実に良く出来ているが、製作スタッフ達の如何にもオスカー狙いみたいな優等生ぶりが見え隠れしているように見えたので、良作を観た気はするが、心に残るほど好きには慣れなかった。 | [投票] |
★5 | 砂の器(1974/日) | 壮大な「宿命」についての物語。観ている間も観終わっても『飢餓海峡』に何となく似ているなぁと感じた。でも、この作品には犯人側の悲しみが描かれているので何ともやるせない気持ちになる。それにしてもこうした作品は考えさせられる。 | [投票(1)] |
★3 | 愛と希望の街(1959/日) | 何故この題名なのか理解が出来ない。新人監督の作品だから、会社が良いイメージを観客に少しでも与えようとしたのではないだろうか。 | [投票] |
★3 | 御法度(1999/日) | 桜の木を斬るシーンがとても美しい。セットも作り込んでいて幽玄な雰囲気が十分に出ていて、スタッフの頑張りを観ることが出来て嬉しかった。 | [投票] |
★4 | 帰って来たヨッパライ(1968/日) | 動いているフォークルが観られただけでも満足出来た。 | [投票(1)] |
★3 | 独立愚連隊(1959/日) | 鶴田浩二の中国語がしっかり通じているものだったから良かった。三船敏郎のキャラも、彼のフィルモグラフィの中では貴重なもので面白い。物語全体も西部劇の雰囲気があって画面にはまっている。 | [投票] |
★3 | EAST MEETS WEST(1995/日) | 西部劇に時代劇をミックスすると本当にこんな仕上がりになるのだろうか?何か他の料理の仕方はなかったのだろうか。竹中直人は空回り気味かな。 | [投票] |
★4 | 喜びも悲しみも幾歳月(1957/日) | 家族全体にとってみれば決してハッピーエンドでは終わっていない。こうした物語はハッピーエンドがお約束だが、そうはなっていないところがこの作品のミソだと思う。 | [投票] |
★4 | 二十四の瞳(1954/日) | 子ども達が演技らしくなくて自然だから、成長してからそれぞれに待ち受ける運命を観るのが辛かった。今だったら演技の巧い子どもを劇団とかからオーディションして揃えるのだろうなぁ・・・ | [投票(1)] |