昔、トム・クルーズ大ファンだった頃観て、「なぜあまり話題にならなかったんだろう…。とにかく美しい。」という印象を持っていた。

ストーリーの大半を忘れてしまい、客観的にトム・クルーズを見られるようになった今、もう一度観てみようと思い立った。「きっと、詰まらないだろうなぁ〜」と思いつつ…。

ところが、なかなかどうして面白ではないか！！

というより、こんな美しい映画は久しく観ていない！そう言いきれる程感動してしまった！

とにもかくにも、美しい。

トム・クルーズの美少年ぶりは言うまでもなく、おとぎばなしから出てきたようなプリンセスミア・サーラ、ユニコーン、森！！童話の世界がこの中にはあった。まぁ、ブラウン・トムらはもうちょっとかわいくても…と思わないでもないが…。

これが85年の作品というから驚く。ティム・カリーの魔王は本当にはまり役で、あのメイキャップを今観てもまったく違和感がない。しかし、美術に力を入れすぎてかストーリーが今一つで、あっけなさと、違和感を持たずにはいられないのが残念。

トム・クルーズの使い方も良かった。この頃、お世辞にも演技力のあるとはいえないトム・クルーズの台詞が極端にないのだ。笑顔は最高にキュートなトムだからこそ、この使い方はパーフェクト！(ファンなのに、すごい言い方だ…)

そうそう、今では不自然な程整ったトムの歯だけど、この頃はまだ向かって左側の歯が凹凸している。最近は、矯正もしていたわね。