[コメント] のらくら(1921/米)
サイレントって声が出ないんでしょ。そんなん表現に限界あるんじゃないの?………すいません!誤解してました!
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
すべての無声映画に土下座して謝りたい気分だ。 声無くしてこの表現力!すばらしいではないか!!
そもそもボティ・ランゲッジこそ世界共通の言葉であると考える。身振り手振りで、自分の言いたいことを伝える。そこには多少の誤解はあるかもしれないが、言語に捕らわれない「人間」の姿があるのだ。
チャップリンは無声映画にこだわり続けた。そして、遺作としてトーキーを残した。自分の時代は終わったとでもいうように…
そんな彼の生きざまをすべての作品に垣間見ることが出来る。
このショート映画は、本来目的であった『キッド』と同時収録だった。おまけ感覚で得した気分に浸れる映画。辛口で、芸達者、なチャップリン特有さもたった20分の中に込められている。
ゴルフ場で寝ている浮浪者から次々と出てくるゴルフボール、それを難なく打つチャップリン。ズボンを忘れて新聞紙で前を隠しながら小男のように進むチャップリン!これを芸と呼ばずしてなんとする!
彼の作品をすべてみよう。そう決意した瞬間だった。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。