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[コメント] エリザベス(1998/英=インド)

ジョセフ・ファインズ 、あんなに変な顔だったっけ?『恋に落ちたシェークスピア』の時はもっと素敵だったように思ったけど・・・。あれ?
mimiうさぎ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







衣装がすごい。高そうなドレスの数々、フランス公を迎える時の船の豪家さ。眉の無いケイト・ブランシェットの迫力もしかり。 けれど、でも、一番のお気に入りは、ジェフリー・ラッシュ様。見るたびに違った顔を見せてくれ、今回の有能な側近役はまた一段と素敵だった。静かに立っているだけで存在感があり、知的で、スコットランド女王を口説くシーンは、こっちまで騙されそうになった。

アカデミー賞の賞取り合戦で『恋に落ちたシェークスピア』と比較されていたが、私としてはあれで正解だったと思う。 演技力でいうなれば、明らかにケイト・ブランシェットが上だと思うけれど、見終わった時、どちらに憧れるか、素敵だったかと言ったらやっぱりグウィネス・パルトロウだった。作品中での存在感がグウィネス・パルトロウの方が上だった。

ケイトの場合、幸か不幸か脇役が目立ち過ぎて彼女の魅力が薄らいだし、ストーリー自体面白くなかった事もマイナスしたかも。 今は監督として大成しているリチャード・アッテンボローは、俳優業に見切りをつけたとは思えない上手さがあった。特に、エリザベスに首になるシーンでの表情、エリザベスの神々しさに気後れする表情は素晴らしかった。

歴史に詳しくない私にはいささか説明不足で分かり難かったので、映画自体に感情輸入が出来なかった。 部分部分のケイトやその他の役者の演技はすごいと思ったけど、それが繋がるとよく分からない。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)ミルテ kazby[*]

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