この映画の中の、工藤夕貴と鈴木杏の演技は、素晴らしいと思った。無言を愛するスコット・ヒックス監督の要求に応えていると思う。 なぜ、大リーガーとなった日本人選手の事は毎日のように取り上げるのに、彼女たちの事はそれほどまでに取り上げなかったの？もっと、世界舞台で頑張る日本人を応援しようよぉ。 日本人の私が見ても、この映画の中の工藤夕貴とあまりに似ていたので、驚いた。口元なんかクリソツ！！ スマスマで見た工藤夕貴は、しゃべり方からして好きになれないけれど、ここでの彼女の表情は好きだった。 よく、東洋人は無表情で何を考えているか分からないと言われるけれど、ハツエの切ない恋は向こうの人にも通じたのではないかと思うな。

しかし、これ程までに工藤夕貴になりたいと思った事があっただろうか！ はっきり言って、途中あまりの興奮に、我を忘れ、ベッドの上をのた打ち回った事を告白！「あぁ、工藤夕貴になりたぁ〜い！！！！！」 あまりの騒ぎに、家族が心配して様子を見に来ていた…。 イーサン・ホークが素敵すぎるのが悪いのよ。

それに引き換え、モデルでこれが初演技というリック・ユーン！同情できないよぉ。

ハツエの母ぐらいは、日本人を使って欲しかった。

剣道…。日本人にしか、その心はわからない。

ここで描かれる恋愛は、あまりに切ないので、暗い気分の時に観るともっと暗くなってしまうかも。。。