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ゑぎさんのコメント: 更新順

★3アランフエスの麗しき日々(2016/仏=独=ポルトガル)今さらヴィム・ヴェンダースがこういう試みをする必要があるのだろうか、とも思うのだが、だいたい、そういう意味性に無頓着な人なのだろう。考えてみると、『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』の時だって、同じような感慨を持った。 [review][投票]
★3ゲット・アウト(2017/米)こういう映画の常で、謎の風呂敷を広げる中盤までは、とても面白い。特に、豪邸の庭師とメイドの奇矯な言動が、気味悪くてゾクゾクする。夜の庭師の全力疾走には笑ってしまうではないか。表情の怖さではメイドに軍配を上げる。 [review][投票(2)]
★3デッドラインU.S.A.(1952/米)余りに「正義」「正義」を押しつけてくるので辟易させられるが、そういう時代だったんだろうと思う。或いはリチャード・ブルックスらしさか。この映画のハンフリー・ボガートの扱いを見ると彼はアクターではなく、スターだったんだということがよく分かる。最も良いシーンは、お通夜のシーンだ。[投票]
★5簪(1941/日)本作も山道でロングショット、歩く人々を後退移動で撮ったカットから始まる。山間の宿屋とその周辺を舞台にしている、という点で『按摩と女』の姉妹編のような作品だ。按摩も登場し、こゝでも、目明き同等か、目明き以上に物事に対応できる、ということを描いたシーンが挿入される。 [review][投票(1)]
★4みかへりの塔(1941/日)本作も、もう道が主役と云っても過言ではないぐらい、道の映画だ。開巻から、道を歩く人を映す。学院内を、先生の笠智衆と見学者達が歩く場面で始まり、これらの人々を、正面後退移動のカットや、ドリーで横移動するカットなど、様々な視点で繋ぐ。 [review][投票(1)]
★4信子(1940/日)本作も道を歩く高峰三枝子のショットから始まる。画面奥から正面へ歩いて来るロングショットで、それをカメラがドリーで横移動しながら(道を横切りながら)撮影した、ちょっと浮遊感のあるカットになっている。 [review][投票(1)]
★3冷血(1967/米)刑事役のジョン・フォーサイス、さらに新聞記者役のポール・スチュワートが渋い。ラストカットもいいが、ラスト近くロバート・ブレイクが父親のことを述懐するシーンで窓に流れる雨の光が顔に反射するカット、こゝが一番驚いた。コンラッド・ホールの画面造型は徹底的。ただしブルックスの演出は回想シーンを筆頭にくどい。[投票]
★4ラ・ピラート(1984/仏)ジェーン・バーキンには勿体ないと思えるぐらいマルーシュカ・デートメルスがこゝでも妖しく美しいが、デートメルスにも増して、「The Girl」という役名のロール・マルサックが素晴らしい。彼女と道化役の「No.5」フィリップ・レオタールのコンビが、バーキンとデートメルスの暴走を阻止する映画。 [review][投票]
★4真人間(1938/米)ラング渡米3作目。本作もシルヴィア・シドニーを使った犯罪映画なのだが、クルト・ワイルを迎えてミュージカル処理を盛り込んだ娯楽性豊かな映画であり、ハートウォーミングなロマンスものとしても充分に成立している。つまり、いずれにおいても、水準以上の強さを持っているのだ。 [review][投票]
★4リリオム(1934/仏)フリッツ・ラングが渡米前にフランスで撮った、見事なオールセット映画。第一景は遊園地の回転木馬。その呼び子の名前がリリオムでシャルル・ボワイエが演じている。 [review][投票]
★5マイ・ボディガード(2004/米=メキシコ)空撮、ストップモーション、早いパンニング、屋内ドリー(ステディカム?)、ジャンプ・カット、微速度撮影、移動ショットでの切り返し。もう目まぐるしい技巧の極致。 [review][投票]
★4サブウェイ123 激突(2009/米)実にカッコいいカメラワーク。こゝまで凝ると、手持ちやズーミングのイヤラシさがなくなる良い例じゃないか。ミュージック・ビデオ的に過ぎるようにも思えるが、しかし凄いスピード感だ。この演出はちょっと突出感がある。 [review][投票]
★3サブウェイ・パニック(1974/米)英語のタイトルを直訳すると「ペラム123号の奪還」というようなことになる。(もっと言葉を足して説明すると「地下鉄ペラム駅1時23分発列車の、乗っ取り犯からの奪還」)。やはりタイトルというものは大事なもので、この映画、原題が示す部分は面白い。 [review][投票(1)]
★3マイノリティ・リポート(2002/米)活劇を志向するスピルバーグはやっぱり素敵。これはあくまでも、巻き込まれ型の犯罪映画を作ろうとしたんだと思う。ただ、同じ原作者を持つノワール志向SFとして、『ブレード・ランナー』という巨大な先達がおり、あの映画の豊かさ(訳の分からなさも含めての魅力というか)にはかなわないけれど。 [review][投票(3)]
★3キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002/米)なんかスピルバーグらしい甘ったるい映画。それは画面に厳格さがない、ということなのだが、画面だけでなく、音楽も含めてベタベタじゃないか。ジュディ・ガーランドが3回もかかるのは、ファンの私でも冗漫な感覚に思える。 [review][投票(1)]
★4女性No.1(1942/米)セドリック・ギボンズの美術でジョセフ・ルッテンバーグの白黒撮影なのだから、ジョージ・スティーブンスは見守っているだけで、良質の映画ができあがるようなものだと思うが。 [review][投票(1)]
★4ミスター・ガラス(2018/米)全体がもうほとんどジョークのような映画だ。設定や世界観に文句を付ける気はなくなってしまう。笑わせる、ということで云えば、当然ながら、ジェームズ・マカヴォイが一番笑わせる。彼だけで、ずっとニヤケながら見たが、正装したサミュエル・L・ジャクソンのルックスも笑う。 [review][投票(2)]
★2砂の器(1974/日)当時、世界的流行であったとは云え、本作のズーミングの多用にも、いい加減ウンザリさせられる。ロケ撮影の人物を映した後、ズームアウトして風景全体を見せる、という、逆エスタブリッシング・ショット(こんな言葉はない)が頻繁に表れる。バカみたいだ。ただし、ズームアップは殆どない、というのはまだ救い。 [review][投票(1)]
★3コント55号 水前寺清子の大勝負(1970/日)云ってみればプログラムピクチャーの小品で、水前寺清子のヒット曲「勝負」をからめてこの題名なのだが、プロットとしては大勝負というようなシーンもなく、ゆるーいコメディだ。当時の松竹としても平均的な出来とも思うが、でもこれが安定した仕事ぶりなのだ。 [review][投票(1)]
★5ラブレス(2017/露=仏=独=ベルギー)これも恐るべき傑作。この厳しい作劇は、キャラクターに対して、と云うよりも、観客に対する厳しさだ。また、カメラの移動と寄り引きが相変わらず見事で一瞬もテンションが弛緩しない。 [review][投票(3)]