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ゑぎさんのコメント: 更新順

★3ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男(2017/英)異常な俯瞰の映画だ。まずは、ファーストカットが議会の真俯瞰、ということで、その宣言がなされている。以降、何度も鳥瞰、大俯瞰があるのだが、まるで『アメリカ交響楽』のラストのような、真俯瞰での大気圏外上昇移動まで見せる。 [review][投票]
★4レッド・スパロー(2018/米)まずは、このオープニング、アヴァン・タイトルに惹きつけられる。ジェニファー・ローレンスのバレエ・ダンスと、ジョエル・エドガートンの諜報活動とのクロスカッティング。いずれの昂奮も高め合う見事な演出だ。 [review][投票(1)]
★3三つ首塔(1956/日)全般にわりかしよく撮れている。前半の東京會舘でのパーティシーンで階段を使った人物の見せ方だとか巧いもんだ。主要な人物をささっと見せ切ってしまう経済性がいい。 [review][投票]
★31984(1984/英)最初期のロジャー・ディーキンスの仕事を確かめたい、というニーズが一番大きかったし、いわゆる銀残し(あるいはブリーチ・バイパス)に関する英米での嚆矢と云われる作品であり(勿論、世界的な嚆矢は宮川一夫だが)、その品質も見たかった。 [review][投票(1)]
★31984(1956/英)オーウェルの小説は既読で見る。原作との比較の話になって申し訳ないが、かなり原作に忠実なプロット展開。端折っているけど、大意は外していない。バサッと削ったのは、政治行政に関する背景と言語破壊の部分で、小説としては重要だが、映画のプロットという意味では影響が少ない部分であり、賢明な措置と云えると思う。 [review][投票(1)]
★4ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書(2018/米)これはもう圧倒的な、視点の高低のコントロールを実現した映画だ。複数の人物の、座る、立つという関係のディレクションと、カメラ位置の高低のコントロールにしびれる。このあたりの演出の充実度は、スピルバーグの中でも、突出しているのではないだろうか。 [review][投票(4)]
★5ベスト・フレンズ(1981/米)ジョージ・キューカーの遺作も、遺作ベストテンを選ぶとしたら、入れたくなるぐらいの見事な映画だ。まずは冒頭の冬のカレッジのシーン。雪の舞う様が独創的だし、駅のホームでの別れの場面の、傾いた列車のカットが、何度切り返しても、きちんと傾いており、一貫性のある画面に見えるなんてところで、もう魔法を見たように感動してしまう。 [review][投票(1)]
★4マンディンゴ(1975/米)傑作。室内、特に夕食のシーン等の照明の暗さがまずいい。多分リアリズムを志向した結果なのだろうが、通常リアリズムは映画をダメにすることが多いが、これは映画的だ。 [review][投票]
★3ソイレント・グリーン(1973/米)1970年代ハリウッド製ディストピア映画の代表格と云ってもいい。つまり、物量的な意味ではチープな画面だが、シンプルで分かりやすい簡潔な演出が連続する。場面転換も分かりやすい。 [review][投票(1)]
★5甘い罠(2000/仏=スイス)これは文句なく素晴らしいシャブロル。特に、ラストがめちゃくちゃカッコイイ!イザベル・ユペールを映し続けるカメラ。蜘蛛の巣のイメージ。また、中盤で、他の映画で見たことがないような、ある種ヒッチコックの「Vertigo Zoom」(ドリー・ズーム)の発展型のような不安感を煽るカットがある。 [review][投票(1)]
★4ボヴァリー夫人(1991/仏)ほとんど全てのカットで、イザベル・ユペールが映っていたのではないか、と錯覚させられるぐらいの女優映画だ。ユペールも一番綺麗な時期だろう、彼女が度々見せる、涙で目を潤ませる表情が美しいし、演技・演出の独創的な部分でもある。 [review][投票]
★3主婦マリーがしたこと(1988/仏)後期シャブロル(なんて分類をしていいかどうか分からないが)のスタートといった感の強い有名作なのだが、どうもエキセントリックなプロット展開が一般に受けただけで、シャブロルとしては、画面の愉悦の乏しい作品だと私には思える。 [review][投票(1)]
★5シェイプ・オブ・ウォーター(2017/米)緑ではない、ティール色のキャデラック。駐車場でリチャード・ジェンキンス運転のバンが右前部にぶち当たる。この展開、容易に予期できる構図のカットがワンカット、衝突前に挿入されており、良くない。しかし明らかな瑕疵はこゝぐらいだと思った。ほとんど完璧な映画じゃないか。 [review][投票(4)]
★315時17分、パリ行き(2018/米)映画には達者な演技なんて全然必要じゃないのは、リュミエールの頃から分かっていることだ。素人ばかりを主要な配役に起用している映画なんて数多あるし、正直私は、ジュディ・グリア(スペンサーの母親)やジェナ・フィッシャー(アレクの母親)といった玄人俳優の演技よりも、主演3人の若者の方がずっと好感が持てる。 [review][投票(2)]
★4ラビング 愛という名前のふたり(2016/米=英)2台の車による公道のレースシーンから始まる。チキンレースではないのだが、『理由なき反抗』を思い起こす。しかし、この冒頭から、基本的に激しい暴力は描かれない。全編、静謐で簡潔な演出が基調となる。 [review][投票(1)]
★3マンチェスター・バイ・ザ・シー(2016/米)ケイシー・アフレックルーカス・ヘッジズが並んで歩くシーンが度々あり、この歩くリズムはいい。矢張り、歩く人の画面は映画的なのだ。成瀬巳喜男を想いながら見る。 [review][投票(1)]
★4グレイテスト・ショーマン(2017/米)クレジット開けのナンバー、"The Greatest Show" で白馬が数頭、音楽にぴったり合わせて速歩(はやあし)をする。これが、CG丸出しの不自然な歩様(足の動き)なのだ。この冒頭を見た時点で、何が生身の被写体なのか、分かったもんじゃない、という猜疑心を抱いてしまった。 [review][投票(3)]
★3シング(2016/米)私にとっては、物質的な質感のホンモノらしさがいちばんの驚き、見所か。洪水のシーンの水の質感など。縦横無尽なカメラの視点、その設計も驚愕もので、最初は目を瞠ったのだが、アニメーションなのだから、どんな制約も無くやれる、と思えば昂奮も薄れてくる。 [review][投票]
★5早春(1970/英=独)確かにスコリモフスキの最高作という声もうなづける、とても楽しく、瑞々しい映画だ。特記しておきたいシーン、シーケンスは沢山あり過ぎて困るぐらいだが、まずは、最初の客として登場するダイアナ・ドースが過剰で笑ってしまった。 [review][投票(2)]
★4スリー・ビルボード(2017/米=英)ラストもいい。このラストでポイントを上げる。このカットで終わればいいな、と思っているカットで終わる。 [review][投票(7)]