コメンテータ
ランキング
HELP

ゑぎさんのコメント: 更新順

★3家内安全(1958/日)大好きな飯田蝶子が主人公を演じるホームドラマ。飯田の息子が佐野周二。その妻(後妻)に三宅邦子。先妻の生んだ子として、上から平田昭彦江原達怡峯京子がいる。その下に三宅の連れ子もいる。というのが家族構成。 [review][投票]
★3白衣の男(1951/英)小規模な実験に成功したアレック・ギネスが、雨の夜、社長のセシル・パーカーの邸宅を訪れる場面は最高に可笑しい。執事とのやりとり、社長令嬢でヒロインのジョーン・グリーンウッドと社長本人も出て来た後、とんでもないドタバタに発展する。 [review][投票(1)]
★3雪之丞変化(総集篇)(1935/日)総集編らしく、端折ったプロット構成をナレーションで進行する。それにしても、取捨選択された後の、配役の軽重と配分時間がアンバランスで奇異に感じる部分がある。 [review][投票]
★3ハバナの男(1959/英)相変わらずキャロル・リードの斜め構図。だが斜め構図もこういうコメディ・タッチの題材だと思いの外鼻につかない。ふざけた題材だが演出と撮影は冒頭から凝りに凝っている。アバンタイトルの演出も筋書きに何ら関係の無いものだがいい雰囲気で私は大好き。 [review][投票]
★4喜劇 特出しヒモ天国(1975/日)まず、殿山泰司の説教坊主、これがオモロい。最初のシーンで芹明香が酔っぱらって法話に参加しているカットがあるのだが、殿山は芹も含めて他の役者とは誰とも絡まない。続いて、池玲子が歩いて来て、ストリップ小屋に入る。 [review][投票(1)]
★3高校さすらい派(1970/日)「おれは男だ!」の一年ほど前の映画だが、森田健作の剣道イメージで始まる。こゝでも笠智衆が師範なのだ。舞台は久里浜少年院から、すぐに鳥取県へ飛ぶ。ケン・サンダースがジープで森田を出迎える。砂丘のカットが美しい。 [review][投票]
★3諜報員(1947/露)矢張り、終盤、ボリス・バルネット本人が演じるキューン将軍が登場した後、特にクライマックスの将軍邸(?)のシーケンスが出色の出来だ。大広間のセット。停電。金庫の開錠とサイレン。 [review][投票]
★4青い青い海(1935/露)荒々しい波。海鳥。丸太に二人、漂流している。一人は背中にギターのような楽器をくくりつけている。舟に助けられる。場所はアゼルバイジャン。漂流者は二人とも横縞のボーダーシャツを着ている。名前はアリョーシャとユフス。 [review][投票]
★3喜劇 逆転旅行(1969/日)瀬川昌治の松竹旅行シリーズ第3作。全部で11作あるらしい。本作の主な舞台は東北。フランキー堺は、母親のミヤコ蝶々と、居候の森田健作と一緒に弘前に住む、国鉄専務車掌だ。森田は部下でもある。 [review][投票(1)]
★417歳の瞳に映る世界(2020/米=英)二人の少女のペンシルバニアからNYへの旅。原題は、NYでのカウンセラーの質問に対する4つの選択肢だ。このシーンには本当に心揺さぶられる。 [review][投票(2)]
★3プロミシング・ヤング・ウーマン(2020/英=米)アカデミー賞のオリジナル脚本賞を獲得しただけのことはある、捻ったプロット展開とメッセージ性で、最後まで面白く見た。ただし、古めかしい美術装置や衣装、ヘアメイクの趣味が、特徴的だが、画面造型全般に微妙だと思う。 [review][投票(2)]
★3イン・ザ・ハイツ(2020/米)波が打ち寄せる浜辺の大俯瞰。とびっきり綺麗なカットで、この開巻を見た瞬間に、いい映画に決まっている、と感じた。続いて、海の家のような場所で、子供たちに、お話を始める主人公ウスナビ。彼の回想という体(てい)で、メインのプロットがスタートする。 [review][投票(2)]
★3若者のすべて(1960/仏=伊)中盤以降、どんどん、アニー・ジラルドアラン・ドロンの映画という様相を呈してくる。つまり、どんどんメロドラマになる。最終章(ルーカの章)の家族(兄弟)全員が集まった場面の修羅場のシーンなんて、皆、泣き叫んで、嫌なシーンだ。 [review][投票]
★5ミークス・カットオフ(2010/米)タイトルバックの絵に1845という数字が見える。まだ単発銃が主流の時代だ。冒頭は川を渡る場面。女たちは、籠などの荷物を持ってゆっくり歩く。牛と馬とロバも、川の中をゆっくり渡っていく。ロングショットなので、俳優の顔もよく分からない。5分くらい科白無し。 [review][投票(2)]
★4ウェンディ&ルーシー(2008/米)犬のルーシーと車(ホンダのアコード)で旅をするウェンディ−ミシェル・ウィリアムズの漂流。終始突き放した視線で、その孤独感、欠落感、喪失感、寂寥感、空虚感などなどが描かれるのだが、思いの外彼女に絡む登場人物は多い(ほとんど皆ワンシーンだけの絡み方だが)。 [review][投票(1)]
★3サマーフィルムにのって(2021/日)冒頭とラストシーケンスはかなり良いと思う。あるいは主要キャストのキャラ造型も好感が持てる。主人公ハダシ−伊藤万理華の表情の変化、ビート板−河合優実の存在感は書き留めておきたい。それだけに中盤の演出(及び話の運び)の違和感が勿体ない。 [review][投票(4)]
★3浅草紅団(1952/日)全体にかっちり作られている。何と云っても、2つの劇場での舞台シーンが、いいタイミングで挿入されるのが楽しい。タイトルは紅龍子という京マチ子の役名からとったもので、剣劇を中心にする芝居を見せる。 [review][投票]
★4不射之射(1988/中国)中島敦の「名人伝」をもとに、川本喜八郎が中国上海で製作した、25分の作品。橋爪功のナレーションで進行する、というか彼が弁士のような役割を担う。時は春秋時代。天下第一の弓の名人を目指す紀昌(キショウ)の約50年間の物語だ。 [review][投票(1)]
★4道成寺(1976/日)音楽のみ入った、科白やナレーション等は無い、19分のサイレント映画だ。タイトルで分かる通り、安珍清姫の寓話をベースにしているが、これらの名前は使われていない(登場人物に名前はない)。 [review][投票(1)]
★4アニエスの浜辺(2008/仏)浜辺のアニエス・ヴァルダ。小さくて丸っこいオバさんだ。砂浜に、沢山の鏡が持ち込まれる。このクレジットバックのメタな感覚もなんてカッコいいんだろう! [review][投票]