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ゑぎさんのコメント: 投票数順

★3絶唱(1975/日)西河克己らしい手堅い仕事ぶり。だが私は滝沢英輔監督、浅丘ルリ子版の美しい画面の印象が強すぎて少々物足りなく思える。ただし本作のプロローグとエピローグは倒錯した趣がありゾクゾクした。確かに狂気的なレベルまでは至っていないが山口百恵という偶像をもてあそぶ趣向としては悪くない。この部分は浅丘版に比べて勝っている。[投票]
★2ゆうれい船 後篇(1957/日)まあこれはこれで面白いのだが、前篇との連携が余りにいい加減なのには驚いてしまう。山形勲の登場はご愛嬌としても、加賀邦男星十郎そして原健策の扱いには疑問を感じるし、忘れ難い悪役二人−松永弾正・月形龍之介進藤英太郎の話が全く放りっぱなしというのはちょっと酷い。[投票]
★3ゆうれい船 前篇(1957/日)まず特筆すべきは松永弾正を演じる月形龍之介の悪役ぶりだ。その登場シーンでいきなり何の躊躇も無く民衆に銃弾を浴びせる。いいねえ。また、極端な若作りを強いられた三島雅夫原健策の成り切りぶりも楽しませてくれる。 [review][投票]
★2忍術水滸伝 稲妻小天狗(1958/日)松村昌治の映画は構図がとてもカッチリしている。女優へのディレクションもなかなかのもので本作も長谷川裕見子が綺麗。東千代之介とダンスするシーンがいい。ただし本作は絵巻の蟹のアニメーションが余りに陳腐だったり、ラストの決闘シーンが手抜きとしか思えない安っぽい画作りだったりと全体的には出来は宜しくない。 [投票]
★4血は渇いてる(1960/日)やや教条主義的な嫌らしさも感じてしまうが、しかし撮影とカッティングは冴えている。吉田喜重の初期作品は格好いいね。芳村真理三上真一郎が再会した夜のダンス。そして「血を吐け、唾を吐け....」と歌手が唄うシーンのカッティング等。佐田啓二織田政雄岩崎加根子の祭り上げられる側3人が皆情けなくていい。[投票]
★3追跡者(1970/米)マイケル・ウィナーの西部劇。時代の空気をよく映してか、或いはイギリス人監督らしさというべきか、陰惨かつ複雑な西部劇だ。この種の苦悩する西部劇の類の中では出来は良い方だと思うが、しかし見ていて疲れる。バート・ランカスターはすこぶる強い執行官だがピッコロを吹くところが面白い。 [review][投票]
★3荒野のガンマン(1961/米)後のペキンパーの求心力を期待して見れば失望する。確かにぎこちない演出が横溢している。しかし首括りのシーンから始まる、或いは主人公が子供を誤射する、といった容赦無い展開は紛れもなくペキンパー映画だ。 [review][投票]
★3白昼の対決(1955/米)レイ・ミランドが監督主演した西部劇なんてまあ大したこと無いだろうと全く期待せずに見たのだが、これがなかなか悪くない。冒頭、砂塵の中、渋面で登場したミランドが最初の台詞「GO ON!」を放つまで10分間ぐらい台詞なし、というようなこだわりの演出が嬉しいじゃないか。 [review][投票]
★3ビッグケーヒル(1973/米)ジョン・ウェインと息子二人の確執をテーマにした西部劇で息子達の演技・演出が鬱陶しい。が、彼等に「トム・ソーヤー」のインジャン・ジョーを思わせる極悪人ジョージ・ケネディが絡むシーンはなかなかのサスペンス。またネヴィル・ブランドが珍しくウェイン側のスカウトを飄々と演じていてこれが実にいい雰囲気だ。[投票]
★3100万ドルの血斗(1971/米)粋なオープニング。リチャード・ブーン達によってモーリン・オハラの家が襲われるあたりまでは実にいい出だしなのだが、ジョン・ウェインが登場しいつもの大らかなムードが漂いだすと徐々に中だるみしていく。 [review][投票]
★3エルダー兄弟(1965/米)アール・ホリマンディーン・マーティンが汽車を待つホームにジョージ・ケネディが降り立つ。これもワクワクさせる出だしで序盤は悪くなのだが、中盤で至ってもったいない展開となる。また、敵役の息子として登場するデニス・ホッパーは危惧していた通りのいつものキャラクターだ。 [review][投票]
★3クール・ランニング(1993/米)この映画の「心意気」には私とてそれなりに感動したが、もうちょっと厚みを持たせて欲しかったという無いものねだりをどうしてもしてしまう。矢張りこういう題材の映画としては「成長する過程」を描く部分がチープ過ぎると思うのだ。ジョン・キャンディの扱い等とてもいいところまで行っているのに惜しい。[投票]
★3快傑黒頭巾 爆発篇(1959/日)絵が動き出すオープニングには驚いた。本作も前作同様安定した構図の連続で見ていて気持ちがいい。悪役として原健策薄田研二が加わったのだが特に薄田が演じる謎の西洋人−ゴーラム博士−が奇怪で楽しい。 [review][投票]
★3快傑黒頭巾(1958/日)はっきり云って子供向けの勧善懲悪冒険活劇で登場人物は皆恐ろしく類型的なのだが、だからこそ安心して見ていられる。ニヤケ顔の大友柳太朗はあくまでも高潔な正義漢。山形勲は憎たらしいほど強い悪漢。清純なヒロイン・大川恵子。 [review][投票]
★3飛び出した女大名(1961/日)これも前作『元禄女大名』以上にバイタリティに溢れたミュージカル時代劇だ。前作のモノクロから本作ではカラーとなりミュージカル場面も華やかさが増したが、画面造型もよりダイナミックになった。 [review][投票]
★3四つの恋の物語(1965/日)日活映画らしい殆ど人気俳優の魅力だけで見せ切る、云ってしまえば空疎な内容の作品なのだが、こういう微妙に現実離れした絵空事を何も考えないで楽しむというのもいいもんだ。西河克己は日活映画の王道を行く。 [review][投票]
★5あじさいの歌(1960/日)日本映画史に埋もれているが、これは正真正銘の傑作。滝沢英輔はさすが鳴滝組の生き残り。年季が違う。実に気持ちのいい映画だ。登場人物が皆良く描けている。裕次郎はいつもながらで置いておくとしても、芦川いづみはもう彼女以外にこの役を考えられないようなハマリ役。 [review][投票]
★4大菩薩峠(1960/日)ラスト近く雷蔵山本富士子が二人きりになる部屋でのテンションは文句無く素晴らしい。こゝは内田吐夢版の同シーンよりも傑出していると云えるだろう。霊的存在を画面に出さずに強烈に印象付ける三隅演出の手腕は怪談ものとして見ても第一級だ。連作として次作に繋げるクロスカッティングもこれはこれで見事なものだと私は思う。[投票]
★4アルフレード・アルフレード(1972/米=伊)極めて饒舌な艶笑劇だが、この頃のダスティン・ホフマンってこういう過剰な三枚目役が本当に似合っていた。しかしこの映画は何よりもステファニア・サンドレッリのぶっ飛んだ演技が見ものです。とても可愛くとても恐ろしい。また後半登場するカルラ・グラヴィーナも良いです。サンドレッリとうまく対比されていて儲け役。 [投票]
★4茶の味(2003/日)我修院達也を筆頭に本作も少々作り過ぎが気になるが、それでも悪くはない。パラパラ漫画(絵)には参りましたね。それに浅野忠信が絡むシーンは悉く面白い。また、土屋アンナ登場シーンの風。このシーンでこの風を吹かせるってのはある意味常套手段だと思うのですが、しかし逆にこの風を吹かせない演出家は駄目だっていう気になります。[投票]