ゑぎさんのコメント: 投票数順
ハリケーン(1937/米) | 『駅馬車』はこの『ハリケーン』をシンプルかつストレートな活劇に仕立て直したものであり、そういう意味で『駅馬車』の大規模な準備作、ということも出来るだろう。 [review] | [投票(1)] | |
ハイ・シェラ(1941/米) | ジョン・ヒューストンのシナリオが感傷的過ぎることを差し引いたとしても、ラオール・ウォルシュの演出はホークスやヒッチコックと比べ、突出が無いと思う。器用にまとめすぎていると思う。いいシーン、忘れられないカットが沢山あるし、ウォルシュはとても可愛いと思うのだが。 | [投票(1)] | |
嵐が丘(1953/メキシコ) | まるでハリウッドの40年代の映画のような安定した画面。しかし、ラスト、墓穴の中のイメージの連鎖はブニュエルだなぁと思わせる。カタリーナ(キャサリン)の夫が昆虫採集をしていて、展翅板に蝶をとめるシーンがある。とても面白い。 | [投票(1)] | |
明日に向って撃て!(1969/米) | はっきり言って私はこの演出大嫌い。こういうシナリオで完結しているとしか思えないような映画、つまり演出の(撮影現場の)創意が伝わってこない映画は好きになれない。例えばホワイトスキマー(白いカンカン帽の探偵)なんて、もっともっと怖く描かないといけないのだ。 | [投票(1)] | |
逃亡者(1947/米) | フォードとガブリエル・フィゲロアとの幸福なコラボレーション。 [review] | [投票(1)] | |
若き日のリンカン(1939/米) | 『荒野の決闘』はこの映画のパロディかも知れない。 [review] | [投票(1)] | |
肉弾鬼中隊(1934/米) | 『七人の侍』の元ネタでしょう。 [review] | [投票(1)] | |
その夜の妻(1930/日) | この時期の小津は、カメラワークでは移動撮影の演出家だ。また、ローアングルの志向性は多少感じることもできるが、屋内シーンにおけるこのレベルのローアングルは、至極当り前のものだ。 [review] | [投票] | |
午前2時の勇気(1945/米) | 男の背中から始まるシーケンスショット。舞台は波止場か海に近い道路だと分かる。道標・行先表示版にアーチー通りとオーシャンビューと書かれている。男は頭から血を流してふらついており、タクシーにぶつかる。 [review] | [投票] | |
狙撃者(1952/米) | 狙撃される対象の描き方が容赦ない。特に2人目は、狙撃者−アーサー・フランツのリアクションのカットがなく、唐突に撃たれるのでびっくり。出てくる女性がみんな嫌な人物として扱われるのも徹底している。 [review] | [投票] | |
オッペンハイマー(2023/米) | 面白い!相変わらずアカデミー賞って面白い、酔狂なイベントだ。勿論、今見るべき作品だとお薦めするし、地力のある映画だとも思うが、私の感覚だと良い点に比べても宜しくない点が多く、いきおい批判みたいな感想ばかりになってしまいました(悪しからず)。 [review] | [投票] | |
日本暴行暗黒史 異常者の血(1967/日) | タイトルは随分と大袈裟なものだ。本作はある血縁の歴史を、明治、大正、昭和初年、昭和19年、そして現代と5つの時代を通して描いている。 [review] | [投票] | |
永遠の人(1961/日) | 画面に「阿蘇」と出る。朝まだ暗い中、ロングショットで機関車が走る。連結部で抱き合う男女。男性は石濱朗だ(女性の顔は暗くて見えない)。横の構図ばかりが続く中、道に佇む高峰秀子のドリー寄りのショットを挿んでタイトルイン。 [review] | [投票] | |
砦のガンベルト(1967/米) | 全編のほとんどが、小さな砦を舞台とするが、これが明らかに屋内スタジオにこしらえた、とてもチープな装置だし、色遣いも安っぽい。赤茶系の色調。 [review] | [投票] | |
天使の恍惚(1972/日) | モノクロの横山リエの歌唱シーンから始まる。場所はクラブ。横山はクラブ歌手の役かと思う。彼女の唄い方が面白い。テーブル席には荒砂ゆきと男たち。中に吉澤健がいる。 [review] | [投票] | |
キラー・エリート(1975/米) | まずは、本作もサム・ペキンパーらしい美しい色遣いの映画だ。それは例えば、後半のヨットを舞台にするシーンなんかが顕著。 [review] | [投票] | |
加藤隼戰闘隊(1944/日) | 「撃ちてし止まむ」の標語が出る。冒頭は1941年(昭和16年)4月。撃墜王・加藤建夫の広東赴任から、その死(1942年の5月)までが描かれる映画。本作も非常にカッチリ作られた、クォリティの高い作品だ。 [review] | [投票] | |
女が階段を上る時(1960/日) | 沢山のスタンド看板や突き出し看板。バーがひしめく銀座の通り。昼のバーは化粧をしない女の素顔、みたいな高峰秀子のナレーションが入る。 [review] | [投票] | |
パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2022/韓国) | 主人公は、釜山港に近いペッカン産業という廃車処理場に勤める女性。演じるのはパク・ソダムだ。社長からはチャン課長と呼ばれる。彼女が邦題の「パーフェクト・ドライバー」だが、実はこの邦題、本作の面白さを矮小化するタイトルだと思う。 [review] | [投票] | |
青春の夢いまいづこ(1932/日) | 大学の構内で地面に座っている学生たちを横移動で見せる冒頭。まず、本作は横移動や前後のドリー移動がとても多い映画だ。これにより良いリズムを作っている。 [review] | [投票] |