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ゑぎさんのコメント: 投票数順

★4お嬢さん(2016/韓国)三部構成の映画だが、矢張り、謎を広げる(或いは伏線を張りめぐらせる)第一部が最も魅力的だ。だが、決して尻すぼみ、という訳でなく、二部三部も、あっと驚かせてくれる。本作も屋敷(家屋)が主役、と云ってよい映画なので、全体に窓とドアの映画になっている。 [review][投票(3)]
★5幸福の設計(1947/仏)掛け値なしの傑作。なんと豊かな運動の映画。特に前半と終盤が恐るべき運動量だ。画面の縦横に様々な人物が入り込み、画面内で動き回る、その量も速度も全く常軌を逸している。 [review][投票(3)]
★4ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016/米)シリーズ中でも、かなり良く出来ている。私の感覚では『帝国の逆襲』の次に置きます。何といっても、ドニー・イェンチアン・ウェンの扱いが一番うれしい。ドニー・イェンの無双ぶりをもっと描いてほしかった、というのは無いものねだりなのだが、これぐらいが簡潔でいいのだとも思う。 [review][投票(3)]
★4君の名は。(2016/日)強引な力技で押し切っている感も多々あるが、それにしても、よく出来た面白い映画だと思う。やっぱり、三葉たちの住む山間部の造型が傑出していて、導入シーンに近い高校への登校場面で、既に高低のよく定着した画面に没入してしまった。 [review][投票(3)]
★4イレブン・ミニッツ(2015/ポーランド=アイルランド)スコリモフスキの最新作は11分間という限定された時間を81分で描いた、10人を超える登場人物の群像劇。そうなると当然ながら、時空の錯綜が頻繁に表れる。さて、映画はこのような知的な構成だけでスリリング足り得るだろうか。 [review][投票(3)]
★4海よりもまだ深く(2016/日)確かにプリプロダクションにおける設計もよく出来ていたのだろうと思わせるが、それ以上に画面でよく見せる。例えば、閉所に図体の大きい男を投入するというアイデアなんかも、ま云ってみれば、ありきたりだと思うのだが、 [review][投票(3)]
★3ヘイル、シーザー!(2016/米)コーエン+ロジャー・ディーキンスとしては、中程度の出来、というか、いかにも肩の力を抜いてリラックスして作ったという感じがするが、しかし、映画ファンとしてはとても嬉しい映画への愛と侠気溢れる作品だ。 [review][投票(3)]
★4無伴奏(2015/日)これも暗い画面が心地よい。そしてそれは、二つの異空間−名曲喫茶「無伴奏」と竹藪を抜けた茶室−の見せ方が良いということだ。どちらもローキーに徹している。特にこの茶室。増村保造の『千羽鶴』を想起する。 [review][投票(3)]
★4キャロル(2015/英=米=仏)えんえんと視線の演出の続く映画であり、一方、窓越し、ガラス越しのカットが半分ぐらい占める窓の映画でもあるのだが、何よりも、切り返し(カットバック、リバースショット)の映画だ。映画演出の王道を見たという気がする。 [review][投票(3)]
★4岸辺の旅(2015/日=仏)実にスリリングな映画だ。絶妙に現実を超えたフィルムの触感。風に揺れる白いカーテン。度々行われるベッドメイクと白いシーツ。靄のような白いガス。そして美しい山あいの風景と滝の俯瞰。 [review][投票(3)]
★4海街diary(2015/日)冒頭、長澤まさみが男の部屋を出て、海の見える道を歩くカットですでに鳥肌が立つ。これは道を歩く人の映画であり、斜面(坂)を登る人の映画であり、思い出の風景を眺める人の映画だ。それは彼女達にとって見ることの幸福であり、観客にとっても画面を見る喜びとシンクロする。 [review][投票(3)]
★40課の女 赤い手錠(1974/日)面白い!アバンタイトルで既に胸をさらけ出すヒロイン杉本美樹。ラストまで、屋外シーン含めてずっと半裸のままの岸ひろみ。素晴らしい。いや主要キャスト全員がエロ・グロ・バイオレンスに最大限に貢献する。皆ナイスファイトだ。 [review][投票(3)]
★4ピクニック(1936/仏)本作を見てまず誰もが驚くことになるのが、冒頭の、カフェの男二人が窓を開け放つ場面だろう。四角い窓で切り取られた向こうに、庭でブランコ遊びをする女が縦構図で出現し、目に飛び込んでくる。それはまさに目に飛び込んでくる、という表現がぴったりの衝撃だ。 [review][投票(3)]
★3ジャージー・ボーイズ(2014/米)まず、第一感、ウディ・アレンビリー・ワイルダーを想起してしまう。また、これは脚本にかなり忠実に撮影されたのではないかと邪推する。見終ってから調べて分かったが、脚本家には『アニー・ホール』のマーシャル・ブリックマンが名を連ねているのだ。正直云って、私はカメラ目線モノローグの多用は嫌いだ。 [review][投票(3)]
★4永遠の語らい(2003/ポルトガル=仏=伊)圧倒的な画面の映画。例によって会話は殆どどうでもいいと思う。まず第一にレオノール・シルヴェイラとその娘がとても美しく、その美しさは彼女達が映っているだけで画面の緊張が維持されるといった美しさなのだ。あゝ映画とは見ることの快楽だ。 [review][投票(3)]
★4桐島、部活やめるってよ(2012/日)視線の送受信、誘導、放棄、不在。桐島の視線の不在。教室で窓の外を見る東出昌大と同じように窓外を見る大後寿々花。そのツーショットのカメラアイの時間と感情。神木隆之介が斜め後方の橋本愛の方を見るが、橋本は体をずらし、そのまた斜め後方の大後と目が合ってしまう、といった視線のコントロール。 [review][投票(3)]
★4フィツカラルド(1982/独)あゝ幸福な映画だ。こんな映画を見ることができてしまうこと(ということは、こんな映画を撮ることができてしまった、ということ)が、それだけで映画の至福だと思う。 [review][投票(3)]
★4ペコロスの母に会いに行く(2013/日)前作『ニワトリはハダシだ』ほどのパワーはない。というか全く異なるタイプの映画であり、優しい優しい映画なのだ。題材から予想はしていたことだが、でも、森崎東らしい暴力性の発露、活劇性のキラメキをどこかで期待していたところがあり、少々寂しい。(もしかしたら糞尿譚もあるのかと...) [review][投票(3)]
★3アラバマ物語(1962/米)ペックのオスカー受賞作。しかもアメリカ映画史に残るヒーロー像とされている、なんてとんでもなく私には合わない代物かと食わず嫌いというか偏見というかがあったのですが、悪くはないですね。 [review][投票(3)]
★3家族(1970/日)毎度のことながら北海道の牧場の風景、空、雲が美しいのだが、まるで西部劇のような葬儀のシーンがあり、やっぱり山田洋次はハリウッドで本格西部劇を撮ることの出来る人かも知れない、と思ってしまった。 [review][投票(3)]