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ゑぎさんのコメント: 投票数順

★4夏物語(1996/仏)港への船の到着に始まり、船の出航で終わる映画。主人公の青年ガスパーを演じるメルヴィル・プポーがメッチャ可愛い。彼が、ブルターニュ地方のディナールという港町で、バカンスを過ごす約3週間のお話。主に3人の女性との関わりを描く。 [review][投票(2)]
★3シャドウ・イン・クラウド(2020/ニュージーランド=米)とんでもなく荒唐無稽な理屈抜きの怪異譚。それは、グレムリンの存在だけでなく、滑走路の誘導員が忽然と姿を消したり、クロエ・グレース・モレッツの頭上を通過したはずの、B17が、振り向くと、すぐそばにいたり、といった冒頭からもう始まっている。 [review][投票(2)]
★3TITANE/チタン(2021/仏=ベルギー)本作も前半はいいと思う。特に、序盤のモーターショーのシーンにおける、ヒロイン・アレクシア−アガト・ルセルの、ビンテージ・キャデラックの上での煽情的なダンスは、見事なものだ。 [review][投票(2)]
★3アンラッキー・セックスまたはイカれたポルノ 監督〈自己検閲〉版(2021/ルーマニア=チェコ=クロアチア)まず、がっつりコロナ禍を描いていることに驚いた。皆室内ではマスクをし、マスクがずれると、それを指摘されるという場面が複数回ある。全体の構成は、最初に話の焦点となる流出動画の検閲バージョンが映され、その後、3つのパートで構成される。 [review][投票(2)]
★4ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005/米)とてもシンプルな展開だが、見せ方は考えぬかれている。特に、クレジットバックのシーケンスショット、モーテルの前の車を利用した、二人の男の動きを追う横移動カットの緊張感が凄い。 [review][投票(2)]
★4スキャナーズ(1981/カナダ)始まってかなり経ってから、ジェニファー・オニールが登場。ミドルエイジになってもやっぱり綺麗。陰惨な画面が続く中、オニールが清涼剤だ。ラスト近く、彼女がスキャンされるシーンで、鼻血を流させるのは、やめてもよかったんじゃないだろうか。 [review][投票(2)]
★4さらば箱舟(1982/日)今見ても、やゝとっ散らかった、まとまりの悪さは感じるが、恐るべき強い造型の連続で見応えがある。やはり、ホドロフスキーとの共通項を多々感じる。そういう意味では、本作は全然古びていない。 [review][投票(2)]
★5さらば愛しき大地(1982/日)1980年代を代表する邦画の傑作だろう。今見ても、その類稀なる力強さに圧倒される。主演の根津甚八秋吉久美子にとっても、代表作と云っていいと思う。 [review][投票(2)]
★4アンビュランス(2022/米)傑作。こゝ数年のスパンでも、有数のアクション映画じゃなかろうか。傑作という言葉では控え目過ぎる、と感じられる方もいるかも知れない。私の感覚で云うと、もう少し落ち着いたカメラワークが選択されていたならば、『ダイ・ハード』級の大傑作と思われる作品だ。 [review][投票(2)]
★3ガンパウダー・ミルクシェイク(2021/仏=独=米)主人公のサム−カレン・ギランはスカーフェイス。左頬にナイフ傷がある。主なロケ地はベルリンのようだが、劇中、舞台の都市については言及がなかったと思う。尚、登場人物は全員英語を喋る。 [review][投票(2)]
★4薄氷の殺人(2014/中国=香港)ファーストカットは土砂?袋?シート?と思っていると、ダンプの荷台上と分かる。石炭か。ベルトコンベヤーの上に切断された手。これが事件の発端。続いてトランプする男女。男はリャオ・ファン。濡れ場があり、駅のホームでの別れの場面となる。 [review][投票(2)]
★3老後の資金がありません!(2020/日)プリプロダクションの設計段階で、その面白さがほとんど充足してしまった作品という印象を受ける。つまり映画らしさが希薄だ。とりあえず、私は草笛光子を目当てで見たので、その意味においては大満足した。ちょっとこれ以上は考えられない良い役だろう。 [review][投票(2)]
★3ジェーン・ドウの解剖(2016/英)前半の、ジェーン・ドウの状況が徐々に暴かれていく部分はゾクゾクする面白さ。鼻から蠅が出てきて、その後ずっと鼻血が付着したまゝ、という絵面が可笑しくて好き。 [review][投票(2)]
★5PASSION(2008/日)本作も『ハッピーアワー』と甲乙つけ難いレベルの傑作だ。見終わったあと数日間、頭の中でガーシュインのメロディが鳴り続けた。本作や『ハッピーアワー』に比べるなら、確かに『ドライブ・マイ・カー』は見劣りする、と云えるだろう。 [review][投票(2)]
★3ベルファスト(2021/英)開巻及びラストの町の風景部分はカラー。これがとても綺麗な色遣いだ。1969年への場面転換は、カラーの壁をカメラが上昇移動し、モノクロに転換する趣向。以降、ドラマ部分は基本モノクロだが、映画館で映画を見るシーンなどで、カラーの画面が挿入される。 [review][投票(2)]
★4ちょっと思い出しただけ(2021/日)これは佳編と思う。池松壮亮伊藤沙莉の、7月26日の様子が6回(6年分)繰り返される。しかも、2021年から遡って見せられる、という趣向の映画。 [review][投票(2)]
★3私は二歳(1962/日)医者の浜村純が、百日咳の見本を見せる演技で、山本富士子と息子(太郎)がともに思わず笑ってしまう場面が微笑ましい。 [review][投票(2)]
★4MEMORIA メモリア(2021/コロンビア=タイ=仏=メキシコ=カタール)まずは強烈な音の映画。また、この監督らしく眠る人の映画でもある。ファーストカットから、人によっては音使いに飛び上がりそうになるだろう。この音が全編を支配するテーマだが、単なるマクガフィンと云ってもいい、人を食った扱いでもある。 [review][投票(2)]
★4おかあさん(1952/日)これは、成瀬の中でも、一二を争う凝った繋ぎの映画だろう。まずは、香川京子が今川焼きの露店で岡田英次と本を読む場面。「今川焼き」の幟(のぼり)が、「アイスキャンディー」に変わって、冬(春?)から夏に、季節をジャンプするのだ。 [review][投票(2)]
★4さがす(2022/日)力のある映画だ。映画の倫理と現実レベルのそれを切り分けることをしない人には受入れられない作品だとも思われるが、力があることは事実だし、立派なものだと思う。『岬の兄妹』に比べ、演出の洗練も図太さも、随分と増しているだろう。 [review][投票(2)]