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ゑぎさんのコメント: 投票数順

★5都会の叫び(1948/米)これは傑作だ。犯罪映画としての充実はかなり高いレベルにある。まず、主人公は警察側のヴィクター・マチュアのようにも受け取れるが、映画を支えるのは、あくまでも犯罪者・リチャード・コンテであり、彼は唾棄すべき悪党であると同時にすこぶる魅力的な悪役なのだ。 [review][投票(1)]
★4情無用の街(1948/米)ドキュメンタリーというか文化映画のような科学捜査紹介部分があるが、一旦ドラマが始まると圧倒的に見せる。面白い。ヒーローはあくまで格好良く、悪役は徹底的に悪くて怖い。ステレオタイプな描き方と云われようが、このシンプルさこそ活劇の醍醐味だ。 [review][投票(1)]
★4長い灰色の線(1954/米)フォードにとっては『太陽は光輝く』や『捜索者』に挟まれるかたちで本作があるわけで、充実期の作品と云えるのだが、なんとも力を抜いた、『静かなる男』のあの幸福をもう一度、といった作品になっている。 [review][投票(1)]
★5モホークの太鼓(1939/米)なんという美しいカラー映画。そしてこれは、フォードらしい家というか建物の映画なのだ。このモホーク渓谷の農場に建った、小屋のような二人の家が、もう一つの主人公だ。 [review][投票(1)]
★4忘れられた人々(1950/メキシコ)鶏の映画。まず、冒頭からまるでリアリズムを志向したようにみせかけるが、盲目の芸人が少年達に襲撃されて地面に倒された後、黒い鶏が突然現れる。こゝから不条理な画面が随所でリアリズムを浸食し始める。 [review][投票(1)]
★3チャイルド44 森に消えた子供たち(2015/米)意外にもアクションが悉く肉弾戦を志向している点なんか良いと思うのだが、スターリン圧政下の腐敗した官僚主義の見せ方や、主人公トム・ハーディとワシーリー役・ジョエル・キナマンとの確執の描写が重すぎて、プロットの柱となる連続殺人事件との二重構造の関連がうまくさばけていないと思える。 [review][投票(1)]
★4月曜日のユカ(1964/日)中平康がノリにノッていた頃で、同時期に『泥だらけの純情』(1963)や『黒い賭博師』(1965)といったカラーの代表作も生まれているのだが、しかし、矢張りモノクロの本作が中平康の最高作かも知れない。スピーディで目まぐるしい画面作り、でも、しっかりと考えられていて唸らされる、という場面の連続だ。 [review][投票(1)]
★4カノジョは嘘を愛しすぎてる(2013/日)これは紛れもなく大原櫻子の声についての映画だ。登場した際の第一声、それは声にもならない叫びのようなものだが、既にこの時点で、決定的な声の持ち主である、ということを丁寧なエフェクトをかけた音として観客に提示する。その後、彼女の歌声は中盤まで隠蔽されたまゝ、 [review][投票(1)]
★4果てなき路(2010/米)冒頭の、ベッドの上でマニキュアを塗り、ドライヤーで乾かす女(シャニン・ソサモン)に対してゆっくりと寄っていく画面(実はパソコン画面の動画)を見た瞬間に、これは今までに体験したことのない映画であることを了解する。映画中の撮影場面と同じく、全編が「EOS 5D MARKII」で撮影されているのだ。 [review][投票(1)]
★4殺人捜査線(1958/米)のっけから怒涛のアバン・タイトル。サンフランシスコ市警側の主人公はワーナー・アンダーソンで、彼らの捜査の様子がしばらく続くのだが、映画が始まって20分を過ぎたところでイーライ・ウォラックロバート・キースが登場。この二人のキャラがよく描けている。 [review][投票(1)]
★3インヒアレント・ヴァイス(2014/米)相変わらず力のある画面の連続。アヴァンタイトルからタイトル・インのカッコよさ!浜辺に抜ける路地のような、家屋に挟まれた小路のカット。夕陽の斜光の中で回想する女、ジョアンナ・ニューサム。ヒロイン=キャサリン・ウォータストンが登場するローキーが良いです。 [review][投票(1)]
★4夜までドライブ(1940/米)まずはドアの映画。光の遮断に反応する自動開閉扉が2か所出てくる。2回目の自動ドアの使い方は少々ワザとらしいが、1回目のアラン・ヘイルの車庫の自動ドアの使い方には驚く。 [review][投票(1)]
★4ミンヨン 倍音の法則(2014/日)もう「映画」というよりも「佐々木昭一郎」というイベントを見た、という感覚なのだが、それでもラストは映画として感動した。初めは被写体が近過ぎるのとカメラ目線と素人臭さに参ったが、これぞ佐々木昭一郎、だと思っている内に、慣れてくると癖になるのだ。 [review][投票(1)]
★3ゴーン・ガール(2014/米)展開は面白い。だが、本作も画面の個性を抑えてプロットの運びとキャラクタリゼーションに傾注した感があり、私はもっと凝った画面を見せて欲しかった、という無いものねだりをしてしまう。 [review][投票(1)]
★4イコライザー(2014/米)これも相当に見応えのあるアクション映画だ。独創的な部分もある。例えば、眼球へのエクストリーム・クローズアップによる視線の演出と、その見た目の画面、続く暴力シーンの整合。 [review][投票(1)]
★5快楽(1952/仏)驚愕のダンス。徹底して建物の外側から窓を通して内部を見せる演出。そして初聖体拝受のシーンでダニエル・ダリューが泣き始める場面。なんて感動的な、幸福な涙のシーンだろう。野原で女たちが花を摘む場面は映画の至福だ。エンディングの動から静への転換と、その余韻も比類ない。あゝオフュルスこそ映画だ。[投票(1)]
★2楢山節考(1958/日)昔々「淀川長治のラジオ名画劇場」というラジオ番組がありました。(提供はインナートリップの霊友会。)この番組で淀長さんは本作のことをたいそう魅力的に語られていました。なのでずっといつかは見てみたいと思っていたのだが、見てみるとやっぱり木下惠介らしい失敗作ですね。 [review][投票(1)]
★2レ・ミゼラブル(2012/英)画面が綺麗じゃない。かつ五月蠅い。寄り過ぎ、動かし過ぎ、傾け過ぎ。 [review][投票(1)]
★4花芯の刺青 熟れた壺(1976/日)北川たか子が軽快な音楽に乗って歩いて来て、川の側の家に入る。いいオープニングだ。この谷ナオミの家の構造が面白い。階段を上がると2階の部屋(北川の部屋)から1階の座敷が見える。ちょっとマキノ『殺陣師段平』の家(1階の座敷と中2階の部屋)を思い起こすような面白い装置。 [review][投票(1)]
★4らせん階段(1946/米)冒頭シーン。ホテルで無声映画の上映会が行われており、一見してD・W・グリフィスだと分かる。(IMDbで調べると『The Sands of Dee』という映画。)その後、ホテルの階上の部屋で足を引きずる女へディゾルブするのだが、もうこの処理だけでゾクゾクしてしまう。 [review][投票(1)]