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ゑぎさんのコメント: 投票数順

★3ドリトル先生 不思議な旅(1967/米)後半、旅に出てからは少々だれてしまうけど、前半の屋外撮影がとても良いと思う。ロバート・サーティースらしい絵画的な構図。色使いはややのっぺりしているが。 [review][投票(1)]
★3魚が出てきた日(1967/英=米=ギリシャ)カスタネットのファーストカットから3人の女が唄い踊るアバンタイトルが結局一番面白かった。ワクワクした。 [review][投票(1)]
★3氷の微笑(1992/米)ヒッチコッキアンの哀しい性。別荘の周辺、海と崖が見える画にグッと来てしまう。有名な取調室のシーン。カット繋ぎはとても通俗的だが演出のテンションは突出している。またラスト近くのエレベータの緊張感も明記すべきだ。全体に影の使い方はバーホーベンらしさか。人物への寄り気味の画角はデ・ボンの特質のように思う。[投票(1)]
★4ふんどし医者(1960/日)森繁が尊大な黒澤っぽいシーンもいくつかあるのだが、なぜか涙が溢れて困ってしまうシーンが多くある。特に夏木陽介が弟子入りさせて欲しいと言い出し、座り込みをするシーン前後が泣ける。また家屋のセットと見せ方がいい。美術は中古智。カメラは稲垣浩らしい危うい高低感がある。 [review][投票(1)]
★3シリアナ(2005/米)ジョージ・クルーニーとかマット・デイモンを被写体にこの手のカメラワークとジャンプカットって、なんか酷く低俗な印象を与えるようになってしまった。低俗って言葉が云い過ぎだとしても、このお仲間達の画作りは殆ど同じルックにしか見えない、というのは映画ファンとしても嬉しくない。パキスタン人の役回りが映画としては救い。[投票(1)]
★3若い人(1952/日)杉村春子がやっぱりメチャクチャ面白い。あとは一貫性の無い映画で池部良久慈あさみ島崎雪子ら主要キャストは大なり小なり分裂している。市川崑の画面の才気も前半、中盤、後半でかなり違う。池部が窓から下を見ると一つ下の階で久慈も窓から外を見ておりチョーク?を落とす俯瞰のカットなんかは凄い造型だと思うが。 [review][投票(1)]
★3バーディ(1984/米)現在の映画と云われても通用しそうなたたずまいを持つ。本作の回想による二重構造と音楽で誤魔化す便法が後の映画に随分影響を与えているんだろうなと思う。学生時代のエピソードには良いシーンも沢山あるが病棟や戦地のシーンの演出はつまらい。エンディングもどうかと思うが、まあそんなことは重要じゃないし、良しとしよう。[投票(1)]
★3真夏の夜の夢(1959/チェコスロバキア)ちょっと他に誰も真似のできないようなイマジネーションの氾濫。全編に亘って想像力の質は高いと思う。ただし森に入り、特に後半になってから同じような幻想性に少々飽きが来る。台詞の無い演出も徒となっている。ナレーションだけで処理したために、映画のキャラクターとして立たせる「間」のある画面を充分に用意できていない。[投票(1)]
★2八月はエロスの匂い(1972/日)やっぱり失敗作でしょう。藤田敏八はロマンポルノに興味があったのだろうか。川村真樹の肉体にも興味がなかったんじゃないだろうか。海辺へ行けばなんとかなる、というようないい加減さが見て取れる。しかもその出鱈目さが映画としての面白さに繋がっていれば許されるのだがそうはなっていない。[投票(1)]
★4野盗風の中を走る(1961/日)矢張りこれは稲垣浩が放った『七人の侍』のアンチテーゼなのだろう。確かに『七人の侍』にはこういう反発をもインスパイアする力がある。だからって仔細に比較しても仕方が無いが、少なくも本作の方が若々しい映画である。『ワイルド・バンチ』はペキンパーが撮るずっと以前に既に日本で撮られている。稲垣浩は古臭いが若々しい。[投票(1)]
★4ならず者部隊(1956/米)全編タイトな演出の連続で矢張り見応えがある。しかし何と云っても独裁者の大佐、ウェイコを演じるブロデリック・クロフォードに尽きる。戦場のパラノイアの造型として出色の出来。ロバート・ワグナーの回想で唐突に妻・テリー・ムーアが登場するが、このプールサイドのシーンはとびっきり艶っぽく、戦場との対比がよく効いている。[投票(1)]
★4ドクター・ブル(1933/米)クレジット後にサイレントっぽい字幕が出て、ファーストカットは「ニュー・ウィントン」という駅。パンニングして列車の到着。このカットからして心震える画作りだ。さらにこゝから続く雪と坂のある町の情景がいい。 [review][投票(1)]
★4鬼軍曹ザック(1950/米)本作も低予算がゆえの撮影現場での創意のあとが実に良くわかる。例えば、冒頭の戦場の場面でもエスタブリッシング・ショット(空間全体を引いて見せるカット)が使えないのだが、しかしそれを逆手にとり、考え抜かれた効果的なアップ画面で実に強い画を提示して見せてくれている。 [review][投票(1)]
★3男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎(1984/日)さくらも博も登場しない夢。根室のシーンも東京のシーンも雨ばかり降っている。そしてラスト、恒例のハガキの後に異例の長いシークエンスがある。このエピローグのとってつけたようなスラップスティックはどうしたことか。美保純(好演!)の唐突な登場と云い、試行錯誤の跡がうかがえる。渡瀬恒彦のやくざな雰囲気はいい。[投票(1)]
★3男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく(1978/日)木の実ナナがトラ屋で恋人の話をし始めるシーンのさくら・倍賞千恵子の表情が素晴らしい。寅のことを気にする表現が絶妙だ。こんな演技・演出を見てしまうとこのシリーズは、やはり、さくらが主役じゃないかと思えてくる。マドンナが弱くても倍賞が映画をひきたててくれる。またラストの田圃、稲の緑の美しさが忘れられない。[投票(1)]
★3男はつらいよ 翔んでる寅次郎(1979/日)桃井かおり湯原昌幸から救うシーンの渥美清の演技がすこぶる格好いい。フルショットのフレーミングも格好いい、とても良いシーンだ。また桃井の母親を木暮実千代が演じており、寅のことを「とらさま」と云う。小暮がトラ屋を訪れたシーンでのおばちゃんの慣れない上品な言葉遣いが可笑しい。[投票(1)]
★4妻(1953/日)なんという厳しさ。もう後半は始終ニヤニヤしっぱなしで見てしまった。冒頭の上原謙高峰三枝子の視線を交錯させない演出もいいけれど、やっぱりラスト近くの高峰と丹阿弥谷津子の対決シーンが素晴らしい。 [review][投票(1)]
★4ロイヤル・スキャンダル(1945/米)ドアで始まりドアで終わる。おゝやっぱりルビッチだ。オットー・プレミンジャーが一生懸命ルビッチ・タッチをやろうとしている。ラストのドアにオフでヴィンセント・プライスの声がかぶる、なんてところもね。 [review][投票(1)]
★4リスボン特急(1972/仏)メルビルの遺作。まとまりは今一つかも知れないが、忘れがたい強いシーンが随所にある。まず、冒頭の雨の演出の過剰さと後半の列車のシーンの緊迫感が突出している。パリのクラブのシーンでの、ドロン、ドヌーヴ、クレンナ3人の視線の演出の強度も特筆ものだろう。或いはドロンが仏語を話さない容疑者を殴りつける演出だとかも。[投票(1)]
★4無頼の谷(1952/米)ファーストカットがアーサー・ケネディのキスシーンという唐突な幕開け。こゝからラストまで全体に短いプロットをキビキビと繋いでフリッツ・ラングらしい必要十分な構成と、演出の経済性を強く感じる。また本作のハル・モーアディートリッヒに対する照明はちょっと奇跡的じゃないか。 [review][投票(1)]