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ゑぎさんのコメント: 投票数順

★3ブラッド・ダイヤモンド(2006/米)「殺戮シーンや市街戦や或いは空爆といったアクションシーンはどれもよく撮れているなあ」とか「ジェニファー・コネリーはやっぱりたまらんなあ」とか「ジャイモン・ハンスゥら黒人の肌の色が綺麗に出ているなあ」なんて感想を持つのは私にとっては不謹慎でもなんでもない。こういう部分こそが映画的真実だ。[投票(1)]
★5聖処女(1943/米)バッチリ決まったヘンリー・キングは最強だという例だろう。仰角を多用したアーサー・ミラーの撮影も凄い。室内シーンの殆どで天井が映っている。演者も仰角に対応した顔作りが要求されたのだろうが、恐ろしく厳格なディレクションがなされている。 [review][投票(1)]
★4カポーティ(2006/米=カナダ)ファーストカットは麦の穂。冒頭から静謐で簡潔なカット作りを目指していることがわかる。不用意に「静謐で簡潔」なんて言葉を使ってしまったが、これが本当にできているのなら私にとっては最大級の誉め言葉、ということになる。 [review][投票(1)]
★4地獄の天使(1930/米)エドマンド・グールディングジェームズ・ホエールがどれほど貢献しているのかわからないが、ファーストショットから見事な映画のリズムがある。構図もいいが、緩やかな場面繋ぎがとてもいい。ハワード・ヒューズがどこまで演出しているのだろう。ちょっと吃驚するくらい統制がきいているように見える。 [review][投票(1)]
★3西部戦線異状なし(1930/米)ルイス・マイルストンの演出はとてもヴィヴィッドだ。戦闘場面、塹壕の描写は今見ても恐ろしく臨場感がある。フランス女達を誘う川での水浴びシーンの危ういカメラの視点もいい。ルー・エアーズが休暇で帰宅した際、妹と蝶に関する会話を交わすという複線のさりげない提示も見事なものだ。 [review][投票(1)]
★3狼の挽歌(1970/伊=仏)エレベーターシーンの演出とカット割りは確かに秀逸。しかし冒頭から10分近く続く台詞なしのカーアクションも見事。まるで『ゲッタウェイ』(1972)みたい。カメラの据え付け方はペキンパーが模倣したのだろう。ヤク中のミシェル・コンスタンタンが盲人の道路横断を手伝うカット等も含めて全体に自動車をからめたシーンの撮影がいい。[投票(1)]
★4リトル・ミス・サンシャイン(2006/米)作劇臭い部分も多いがキャラクターはよく作られている。やっぱりアビゲイル・ブレスリンアラン・アーキンが特にいい。それにエンジン押しがけが「プロット展開上さして機能しない、けど画面として面白い」ってところが志が高くていい。ただミスコンのシーンはいまいち。こゝにもっと驚きがあれば最高だったのにと惜しまれる。[投票(1)]
★4007 カジノ・ロワイヤル(2006/米=英=チェコ)冒頭のクレーンと落下運動や終盤の建物の瓦解も悪くないが、アストンマーチンが7回転するクラッシュと続く拷問シーンが傑作。この拷問シーン大好き。7回転のスタントも、こういう細部を志向する、ということが嬉しい。(ただそれでもクラッシュ・シーンとしては『レッドライン7000』のスペクタキュラーに勝ってない。)[投票(1)]
★4SOSタイタニック 忘れえぬ夜(1958/英)丁寧かつ端的な演出で好感が持てる。氷山とぶつかる場面のそっけなさやカリフォルニアン号の乗員達の簡潔な描写など。しかしあっという間に氷山と衝突してしまうがラストまで全く緊張感が途切れない。船が沈み行くので徐々に斜面になるのだが「斜面」というのは映画の画面として面白いのだ。そして矢張り楽団が感動的。[投票(1)]
★4緋ざくら大名(1958/日)男女が同じ膳に腰を下ろす。ややあって同時に立ち上がる。このような所作の演出だけでどうしてこんなに濃密な時間を定着することができるのだろう。或いは長屋の人達を切り返しで見せるシーンの動的なことといったら。他愛も無いコメディ時代劇だが凡百の演出家の仕事とは一線を画している。姫のかんざしの使い方も加藤泰らしい。[投票(1)]
★3拳銃無宿(1947/米)敵役ブルース・キャボットらが牛泥棒をするのを阻止するシーンあたりでこの映画の奇異さが判ってくる。ある意味ポリティカルな観点でこの映画は実に興味深い。(しかもジョン・ウェインのプロダクションで製作されているのだ) [review][投票(1)]
★4おんなの細道 濡れた海峡(1980/日)本作のオフビート感は今見ても充分通用するものだと思う。田中陽造の脚本の個性が色濃く残っているとも思うが、それでも脚本の映画ではなく武田一成の演出の映画になっている。断崖での排便と紙を投げる画面のイメージ、ラストのストップモーションのタイミング。これらは一例だが、演出家の創意が勝っていると感じられる。[投票(1)]
★3プロデューサーズ(1968/米)ゼロ・モステルジーン・ワイルダーの室内シーンのカットバックは恐ろしく下手くそ。メル・ブルックスは映画を判っているとは思えない。中盤の噴水のシーンで、このカット以上のカットはもはや期待できないだろうと思ったが、ラストでリフレインされるとクドイと感じてしまう。劇中劇のパワーは映画史に残るものだと認めるが。[投票(1)]
★4マイアミ・バイス(2006/独=米)展開に難はあるが画面の強度は大したものだ。銃撃戦や爆破シーンの設計も良いし、組織内での会話場面でも見事に迫力ある演出を披露する。夜の海をぶっ飛ばす高速艇のカットなんて実にエロティックでいい。コン・リーの扱いには疑問を感じるが、彼女の存在が映画の基調を作り、その点に関しては一貫しているのだから良しとしたい。[投票(1)]
★4いつか晴れた日に(1995/米)アン・リーらしく実にきめ細かく演出されている。ヒュー・グラントにまつわるシーンは悉く秀逸。特に厩舎でのエマ・トンプソンとのやりとりがいい。正面からのバストショットとなってからの繊細なカッティングなんてため息もの。 [review][投票(1)]
★3ドリトル先生 不思議な旅(1967/米)後半、旅に出てからは少々だれてしまうけど、前半の屋外撮影がとても良いと思う。ロバート・サーティースらしい絵画的な構図。色使いはややのっぺりしているが。 [review][投票(1)]
★3魚が出てきた日(1967/英=米=ギリシャ)カスタネットのファーストカットから3人の女が唄い踊るアバンタイトルが結局一番面白かった。ワクワクした。 [review][投票(1)]
★3氷の微笑(1992/米)ヒッチコッキアンの哀しい性。別荘の周辺、海と崖が見える画にグッと来てしまう。有名な取調室のシーン。カット繋ぎはとても通俗的だが演出のテンションは突出している。またラスト近くのエレベータの緊張感も明記すべきだ。全体に影の使い方はバーホーベンらしさか。人物への寄り気味の画角はデ・ボンの特質のように思う。[投票(1)]
★4ふんどし医者(1960/日)森繁が尊大な黒澤っぽいシーンもいくつかあるのだが、なぜか涙が溢れて困ってしまうシーンが多くある。特に夏木陽介が弟子入りさせて欲しいと言い出し、座り込みをするシーン前後が泣ける。また家屋のセットと見せ方がいい。美術は中古智。カメラは稲垣浩らしい危うい高低感がある。 [review][投票(1)]
★3シリアナ(2005/米)ジョージ・クルーニーとかマット・デイモンを被写体にこの手のカメラワークとジャンプカットって、なんか酷く低俗な印象を与えるようになってしまった。低俗って言葉が云い過ぎだとしても、このお仲間達の画作りは殆ど同じルックにしか見えない、というのは映画ファンとしても嬉しくない。パキスタン人の役回りが映画としては救い。[投票(1)]