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[コメント] 掠奪の町(1941/米)

ジョージ・マーシャルの西部劇なら『砂塵』の方がタイトな出来だとは思うが本作もサービス精神旺盛によく見せてくれる。トップシーンが町の中を走る汽車、というのは『スポイラース』でそっくり真似されているように思う。
ゑぎ

 クライマックスではスタンピード(牛の暴走シーン)もある。若きウィリアム・ホールデングレン・フォードが親友役なのだが、扱いからすると、ホールデンが純然たる主役だ。二人ともお兄ちゃん、と云っていいぐらい若く、特にホールデンのやんちゃぶりには驚かされる。フォードは真面目な牧童役で明らかに損をしている。ヒロインはクレア・トレヴァーで『駅馬車』から2年後ぐらいの彼女だが、『駅馬車』の時よりもかなり若い役を演じており、少々とうが立っている感が否めない。脇役では、エドガー・ブキャナンが歯医者で、かつ、なぜかジョージ・バンクロフトと共に町を牛耳っている役で、この人がやたら目立つ。下手な歌を唄うシーンまであるのだ。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)3819695[*] 袋のうさぎ

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