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[コメント] 世界を賭ける恋(1959/日)

いかにも日活映画らしいブルジョワ家庭を舞台にした清らかな映画で人間の闇を描こうというような意志は微塵も感じられないが、これはこういう類いの映画だから良いのだ。特に前半の裕次郎浅丘ルリ子の恋の顛末、滝沢英輔の演出はとてもいい。
ゑぎ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
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 大学の記念祭で浅丘が赤いドレスを着て「ジプシーの歌」を唄うシーンや浜辺で二人ともスーツを着ているシーンなんて現実離れしているがとてもいいシーンだ。二人で岩場を歩くカットの映画性よ!ただし唐突な帰結には面食らうし、これではいくらなんでも怒り出す観客もいそうだ。どうせやるならもっともっと厳しくした方がいい。

(評価:★3)

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