[コメント] 東京の宿(1935/日)
悲惨な状況を明るく笑い飛ばす図太さも小津の真骨頂。やはり前半の野原の場面がいい。このような広い空間における人物のアクション繋ぎも小津のハードボイルド性を際立たせる。特に岡田嘉子が野原を横切って登場するカットのさりげなさにはもう唸ってしまった。まるで『孤独な場所で』のグロリア・グレアム登場カットのようだ。
(ゑぎ)
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