[コメント] 悪魔の往く町(1947/米)
脚本にジュールズ・ファースマン、撮影者にリー・ガームスがクレジットされる、というだけで、いやが上にも期待が募るが、やっぱり演出の鈍重さの所為だろう、傑作になりそこなった感がある。
ただプロット展開には驚かされるし、ガームズのセット撮影の陰影にも感動する。見世物小屋でジョーン・ブロンデルへ寄っていくカットなんかも凄い感覚。女優は彼女の他にもコリーン・グレイ、ヘレン・ウォーカーといずれも印象に残る美しい画面が用意されているが、ヘレン・ウォーカーが役柄の美味しさもあり、一人勝ちする。主人公・タイロン・パワーの気合の入れようも見どころではあるが。
#ヘレン・ウォーカーは『小間使』でピーター・ローフォードと結ばれる役の人。『ビッグ・コンボ』ではリチャード・コンテの元奥さん。
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