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[コメント] ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016/米)

シリーズ中でも、かなり良く出来ている。私の感覚では『帝国の逆襲』の次に置きます。何といっても、ドニー・イェンチアン・ウェンの扱いが一番うれしい。ドニー・イェンの無双ぶりをもっと描いてほしかった、というのは無いものねだりなのだが、これぐらいが簡潔でいいのだとも思う。
ゑぎ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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 また、主人公ジンが父親のマッツ・ミケルセンに再会する、惑星イードゥのシーケンスの複雑さがいい。夜で荒天、という場面の選択もいいし、反乱軍の爆撃が始まることで、観客は帝国側の反撃へも肩入れしたくなる、という複雑さがある。そういう意味では、ダース・ベイダーの決定的な見せ場を落とし所として持ってくるのだが、こゝも複雑な(しかし圧倒的な)昂奮を覚える場面だ。

 尚、後半は、かなり戦争映画。このような決死のミッションとして描かれるとは全く予想していなかったので(本シリーズとしては勿論、戦争映画一般として考えても、こゝまでの顛末は予想し難い)、とても驚かされたのだが、顛末に比べて余り悲壮感はないし、繋ぎは混乱しているところがあるし、悪役のクレニック長官・ベン・メンデルソーンがイマイチ怖くないのは少々弱い。海岸線という戦争映画としては色々と過去作品を想起させる魅力的な舞台も、もっと巧く使えないかと思ってしまった。とは云え、ラスト数分の昂奮でポイントを稼いでしまうのだ。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)カルヤ[*] 緑雨[*] DSCH[*]

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