[コメント] グレートウォール(2016/中国=米)
コンピュータ処理の使い倒しは、画面をチープ過ぎるものにしているのだが、カメラの視点の縦横無尽なデザインはかなりのものだと思う。西部劇的な峡谷の風景をバックにするチェイスシーンなんかもワクワクさせられる。
また、小さな気球(紙でできたランタン・天燈)を沢山飛ばす、夜空のシーン等の画面は美しい。撮影は『LOVERS』『王妃の紋章』のチャオ・シャオティンと『ピアノ・レッスン』『ブラックハット』のスチュアート・ドライバーグなのだ。
しかし、とにかく饕餮(とうてつ)と呼ばれる獣のデザインがよろしくありません。見た目も魅力がないし、磁石を近づけると眠る、女王に食物を運ぶ、女王が死ぬと、全個体が動かなくなる、といった生態的な設定が決定的につまらない。ご都合主義にも程がある、と思ってしまうのだ。
マット・デイモンの相棒のスペイン人、本作のペドロ・パスカルは生田斗真に似ている、とずっと思いながら見た。また、女性兵士の隊長、ジン・ティエンが、『キングコング:髑髏島の巨神』のときよりも、ずっと大役(全きヒロイン)で、尚且つ綺麗なのが嬉しい。
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