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[コメント] ラッキー(2017/米)

あゝ、ハリー・ディーン。冒頭とエンディングのリクガメの歩みは、ウェルマンの『牛泥棒』を再現しているし、一人の俳優の、これ以上ない遺作、という意味では、『ラスト・シューティスト』と双璧ではないだろうか。劇中、ウェインへのリスペクトを表明するシーンもあるではないか。
ゑぎ

 ダイナーの黒人店主は『パターソン』のバリー・シャバカ・ヘンリーだ。逃げたリクガメ、ルーズベルトへの執着を語るデヴィッド・リンチ。赤い光の空き地へ吸い寄せられていくジェームズ・ダーレン。弁護士、ロン・リヴィングストンとのダイナーでの和解も心に残る。太平洋戦争の従軍経験で、笑顔の少女の思い出を語るトム・スケリット。これら印象深いシーンの連打だ。

 そんな中でも、フィエスタ(雑貨屋の息子の誕生日パーティ)で、いきなり、大真面目に唄い出すシーンが、一番の見せ場かも知れない。あるいは、心配して訪ねて来たフィリピーナ、イヴォンヌ・ハフ・リーとのハグのシーンか。いや、禁煙のバーで、煙草を吸う場面だろうか。ウンガッツ(ungatz)、無。そして笑顔。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)水那岐[*] ぽんしゅう[*] jollyjoker

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