コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] ジュラシック・ワールド/炎の王国(2018/米)

これはシリーズ中でもかなり面白い、良く出来た活劇。殆ど弛緩することなく、驚くべきアクション場面が繰り出される。
ゑぎ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 冒頭は真っ暗な水中。光のカットがあり、海底探査艇が現れる。海の中の門が開き、前作で海に沈んだインドミナス・レックスの骨の一部が採取される。この後のアクションで、まず度肝を抜かれるのだが、同時に海中の水門が印象付けられるのだ。そして、続くブライス・ダラス・ハワードの登場はエレベータで、扉に挟まれそうになる演出だ。というように、全編に亘って、左右、上下のスライド開閉扉のモチーフが沢山出てくる。ラプトルの檻の扉は前作でも印象深い使われ方だったが、死活の境界線としての、ドアを使ったスリル創出が本作の肝だろう。本作では、恐竜の檻の扉だけでなく、島のシーンでは、あの丸い乗り物(ジャイロスフィア)のドアを絡めた場面も指摘できる。或いは、後半の邸宅の中の部屋にある荷物用の小さなエレベータだとか。

 そして本作で新たに登場する怪物は、前作のインドミナス・レックスをさらに凶暴狡猾にしたインドラプトルというハイブリッド恐竜で、体が小さめなので、敏捷性も増しており、屋内のアクションシーンで上手く機能するようにできている。足の爪を床に打ち付けてリズムを取る音が不気味な効果を発揮する。ヴェロキ・ラプトルの生き残り、ブルーとの対決がクライマックスだが、その帰結は、第一作(『ジュラシック・パーク』)のラストを思い出させる、標本展示を使った演出だ。(さらに『ダーティハリー4』も想起させる)

 エンディングは、かなり放りっぱなしの感があり、好悪が分かれるところだと思うけれど、これはこれで良いと思う。この続きは無い方が良いと思う。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。