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[コメント] マン・ハント(1941/米)

フリッツ・ラングダドリー・ニコルズアーサー・ミラーでこんな反ナチス映画を作ってしまう、というのは凄いことだと思うし、エンディングは常軌を逸したレベルだとも思ってしまうのだが、しかし、この曖昧かつ徹底的(!)なラストは呆気にとられてしまった。
ゑぎ

 ファーストカット、藪の中の移動撮影から始まって、良いシーン、良いカットも沢山あるが、矢張りヒロイン・ジョーン・ベネット絡みの場面が良いですね。中でも彼女の部屋のシーンは悉くローキーで仰角で、これが素晴らしい。ウォルター・ピジョンとジョーン・ベネットの現実離れしたやりとりや、ベネットの作り過ぎの幼さに抗して(これらを凌ぐ強さで)、犯罪映画の画面を形成する。

 悪役はイマイチ怖くなく、どちらかと云えば戯画化され描かれているが、ジョン・キャラダインには仕込み杖の見せ場があり嬉しくなる。前半の船のシーンで登場する子役時代のロディ・マクドウォール(『わが谷は緑なりき』が同年で、これもピジョンとの共演)がとても可愛い。彼が後半も絡んでくれると期待したのだが、以後登場せず、彼のキャラクターはベネットが引き継いだ感がある。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)寒山[*]

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