[コメント] 嵐が丘(1986/仏)
『嵐が丘』の映画化では、ワイラー版は云うに及ばず、吉田喜重版よりもブニュエル版よりもこれを買う。
ヒースクリフ(ここではロック)もキャサリン(ここではカトリーヌ)も少々小綺麗過ぎる感はあるが、とても存在感がある。冒頭近くの原野を二人で走り回るシーンの美しさは驚愕もの。トラック移動を基調にした室内の空間描写だけでもこの映画は見応えがある。レナート・ベルタの天才がよく伝わってくる。
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