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[コメント] 晴れた日に永遠が見える(1970/米)

大学の花壇という設定と思うが、様々な花が、微速度撮影のように開花するカットでクレジットが入る。途中でストライサンドが登場し、唄い始めるのだが、彼女が花を成長させていた、つまり超能力者、ということなのか。ミュージカルらしいファンタスティックな処理というだけなのか。
ゑぎ

 バーブラ・ストライサンドは学生で、大学で催眠術の授業をする医師イヴ・モンタンによって、彼女の秘密が暴かれていくお話。モンタンがオフィスで催眠術をかけると、19世紀の記憶を語りだす。この19世紀のロンドンのシーンは、ゴージャスな美術装置で、かつストライサンドの衣装も豪華で気合いの入れようが分かる。ただ、ヴィンセント・ミネリのミュージカルとして見たならば、主役の二人の歌唱は良いが、プロダクションナンバーと云えるようなものも無く、面白みがない。屋外で歌うシーンで、人々や犬までが吹き替えで歌うというバカげたナンバーがあったりして、つまらない。あるいは、ストライサンドの霊感の描き方の中途半端さが、ミュージカル処理としても中途半端なものにしていると思える。

#現代のシーンで若きジャック・ニコルソンがストライサンドの異父兄弟として脇役で出てくる。「ex-stepborother」とのことなので、母親と別れた異父の息子、ということか。

(評価:★2)

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