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[コメント] どぶ鼠作戦(1962/日)

主人公は圧倒的に白虎−佐藤允だ。日本軍の命令に従う特務隊の隊長だが、自由人であり、日本軍の規律に縛られない、佐藤らしいキャラクター。いつもながらの闊達な演技で気持ちがいい。
ゑぎ

 加山雄三は登場から右足が悪く、跛行しているのだが、こちらも終始のびのび演じており清々しい。もう一人、坊主出身の将校として、藤田進が前半とラスト近くだけ出てくるが、これも飄々として良い役。この人を今まで見てきた中でも、最も良い役かもしれない。

 『独立愚連隊』『独立愚連隊西へ』の姉妹編のような位置づけで製作された映画なので、クライマックスの佐藤と中丸忠雄−無双との決闘シーンは、完全に西部劇だ。全編通じて見せ場がテンコ盛りで、もう少しシンプルな構成にすべきだとも思えるが、エンディングは痛快この上なく、岡本喜八らしい楽しい映画。しかし一番印象に残ったのは、佐藤らが村の結婚式に巻き込まれる場面。花婿は小川安三。その満面の笑顔。そして日本軍による空爆。

#備忘でその他の配役などを記述する。

 日本軍側の新任の参謀に夏木陽介。夏木が八路軍に捕縛連行されたので、これを奪還する任務が主軸のプロットになる。奪還チームは佐藤と加山の他に中谷一郎田中邦衛砂塚秀夫を加えた5人。夏木は師団長・上原謙の息子。八路軍側の軍医で江原達怡。同女医で水野久美。水野は科白無し。中国人の村長は沢村いき雄。村の娘で田村奈巳。こちらも科白無し。日本軍の新任の師団長は田崎潤。その周囲には、平田昭彦天本英世がいる。藤田進の部下の見習士官にミッキー・カーティス。ラストを締めるのは彼。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)けにろん[*]

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