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[コメント] キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002/米)

なんかスピルバーグらしい甘ったるい映画。それは画面に厳格さがない、ということなのだが、画面だけでなく、音楽も含めてベタベタじゃないか。ジュディ・ガーランドが3回もかかるのは、ファンの私でも冗漫な感覚に思える。
ゑぎ

 クリスマスはナット・キング・コールとシナトラ、というのも甘すぎて食傷。『ゴールドフィンガー』の引用も、実話だからと妥協するのではなく、もう少し気の利いた選択はなかったのか。

 女優は、ホテルのシーンのワンポイントリリーフながら鮮烈な印象を残すジェニファー・ガーナーが儲け役。歯列矯正をした看護婦役のエイミー・アダムスはれっきとしたレオナルド・ディカプリオの相手役で大役ではあるが、恋愛らしい恋愛は描かれず、ディカプリオの思いの程度も、さて、いかほどのものなのか判然としない、中途半端なプロットにとどまるという寂しい扱いだ。ディカプリオの母親役はナタリー・バイで、嬉しい配役だが、これも役柄としては酷い。父親を演じるクリストファー・ウォーケンは流石の存在感。

(評価:★3)

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