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★5 | 捜索者(1956/米) | ビスタサイズで撮られた映画の最高作、と言ったのはマーティン・スコセッシだが、私が見た西部劇の最高作はこれ。映画史上の真の最高傑作、と言われても不思議ではない映画的興奮度満点の「画面と音」の映画。 [review] | jollyjoker, 動物園のクマ, ナム太郎, HWほか9 名 | [投票(9)] |
★3 | さらば冬のかもめ(1973/米) | これが面白いかというと一般にはそんなに面白いものではないだろう。これを今、面白がれるというのは多分何かの鍛錬をした人ではないかと思われる(大げさだが)。演技や演出を学んでいる人だとか、撮影や照明にかなり興味がある人だとか。 [review] | jollyjoker | [投票(1)] |
★4 | 寝ても覚めても(2018/日) | まず、画面造型の特徴から思い返していくと、冒頭は、爆竹をからめた高速度撮影のケレン味に目がいってしまうけれど、それ以上にエスカレータでの、東出昌大−麦(ばく)の背中と、唐田えりか−朝子の正面カットの切り返し、特に、唐田の正面、やゝ俯瞰のカットには唸ってしまった。なんと端正かつ力強い繋ぎだろう。 [review] | 緑雨, けにろん, 鷂, なつめほか8 名 | [投票(8)] |
★2 | スマホを落としただけなのに(2018/日) | 演出のやる気が感じられない残念な出来だ。メチャクチャ酷い、という訳でもないので余計に困ってしまうのだ(というか、観客を舐めていると思える)。実はこう見えても、何か良い点を記録したいと常に思っているのだが、本作については、難点しか指摘できない。
[review] | さず, irodori, けにろん | [投票(3)] |
★3 | 大いなる別れ(1947/米) | 全体的な出来で云えば及第点の犯罪映画、といったところか。ファム・ファタールとしてのリザベス・スコットは、決して箸にも棒にも掛からぬという訳ではないのだが、そのルックスからどうしてもこれがバコールだったらと思ってしまう。ただ、画面の見どころは結構ある。 [review] | ジェリー | [投票(1)] |
★3 | 結婚相談(1965/日) | 本作の芦川いづみは、30歳の設定。撮影時の実年齢も同じぐらいだろう。だが皺もソバカスも目立つように作っていると思う。早く結婚したい彼女は、渋谷の結婚相談所へ行く。こゝで出て来るのが沢村貞子。 [review] | ぽんしゅう | [投票(1)] |
★4 | スター誕生(1976/米) | 本作もクリス・クリストファーソンのコンサート場面から始まる。そしてコンサート後、リムジンでの帰路、場末のナイトクラブに寄り、歌手のバーブラ・ストライサンドに出会う。 [review] | jollyjoker, 水那岐 | [投票(2)] |
★3 | 64-ロクヨン-前編(2016/日) | ジジイも若手も役者は迫力芝居大会だ。迫力では、刑事部の部長の奥田瑛二、県警本部長の椎名桔平あたりが見事。特に椎名はワンシーンだけだが、印象に残る。赤井英和はミスキャストだと思う。
[review] | けにろん | [投票(1)] |
★4 | トイ・ストーリー4(2019/米) | 人間から愛されることに、あるいは逆に、人間を癒すということに、玩具がこれだけ執心しているという設定は、私にはちょっと付いていけないレベルなのだが、そう思わせておいての、ラストのウディの選択、という作劇上の戦略が見事に決まるのだ。
[review] | トシ, 週一本 | [投票(2)] |
★3 | ニッポン国 古屋敷村(1982/日) | 小川紳介は取材した素材を全部詰め込みたかったのだろうが、かなり雑多な印象を受ける。大雑把に云うと、4つの話が繋がれる。まずは稲の受粉の話、続いて炭焼きの話、そして、後半は養蚕の話と大東亜戦争の話だ。 [review] | ぽんしゅう | [投票(1)] |
★3 | 止められるか、俺たちを(2018/日) | 映画ファンとしては、日本映画史の中の実在する人物や出来事への興味もあるが、ある種の映画はこのように作られる、という部分、つまり、製作現場の描写への興味、ということでも、とても面白い映画だ。 [review] | ペンクロフ, ぽんしゅう | [投票(2)] |
★3 | 二階の他人(1961/日) | 藤沢駅なのか?雨の駅から始まる。若き平尾昌晃が降りてきて、葵京子から傘を借りる。実は、葵は小坂一也の妻で、平尾は小坂ら夫婦の家の間借人なのだ。家は高台にある。未舗装の坂道の道路。小坂と葵が歩くのをフルショットで収めた構図は端正だ。 [review] | ナム太郎 | [投票(1)] |
★4 | リンゴ・キッド(1966/伊) | コルブッチは1966年に、西部劇を三本製作(公開)している。それぞれの本国(イタリア)での公開月を調べてみると、『続・荒野の用心棒』が4月、本作が7月、そして『さすらいのガンマン』が11月なのだが、 [review] | KEI | [投票(1)] |
★4 | ビリディアナ(1961/スペイン) | シルヴィア・ピナルの美しさに見惚れているだけで物語の辻褄合わせには全く興味が無くなってしまう。夢遊病を示す部分や馬車に曳かれる犬を買う部分は何だったんだろうと思うが、こういう放りっぱなしもブニュエルらしさ。しかしきちんと使われる伏線は見事。特に縄跳び紐の使い方はちょっと無いほど衝撃的。
| 袋のうさぎ, tredair | [投票(2)] |
★5 | 昭和残侠伝 死んで貰います(1970/日) | 数ある東映任侠映画の中でも、その濃密な映画的空間の造型において突出した美しさを誇る傑作。
[review] | irodori, ねこすけ, けにろん, sawa:38ほか10 名 | [投票(10)] |
★5 | 三つ数えろ(1946/米) | 『脱出』は所作の演出の奇蹟だが、この『三つ数えろ』はストーリテリングの奇蹟と云えるだろう。何しろこのエンディングの格好良さは比類無い。 [review] | jollyjoker, ぽんしゅう, Orpheus, HWほか7 名 | [投票(7)] |
★3 | 肉弾鬼中隊(1934/米) | 『七人の侍』の元ネタでしょう。 [review] | KEI | [投票(1)] |
★4 | エル・ドラド(1966/米) | ロバート・ミッチャムの圧倒的な素晴らしさ。ミッチャムは本当に凄い役者だと思い知る。まず、声質がいい。コメディ・パートも尋常ではない。ウェインと共演したビッグ・ネームの中で最もウェインと対抗できていると思う。 [review] | 緑雨, shiono, ハム | [投票(3)] |
★3 | ほとりの朔子(2013/日=米) | 本作の二階堂ふみは、ワザと不細工に作っているのだろう。幼い衣装とチンパンジーみたいな歩き方。この歩き方は徹底している。それもあって、本作も歩く人の映画、と云いたくなる。 [review] | 緑雨 | [投票(1)] |
★3 | 淵に立つ(2016/日=仏) | 白と赤のサインが目立つ。白いワイシャツ、白いツナギ服、蛍の赤いドレス、浅野忠信のツナギの下の赤いアンダーシャツ。或いは、屋上バルコニーの白いシーツ、太賀の赤いリュックサック。
[review] | ぽんしゅう, 緑雨 | [投票(2)] |