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ゑぎさんのお気に入りコメント(1/142)

うたかたの戀(1936/仏)★4 何でそうなるのの疑義が敷居が崩れ制約が無効化する今の時代を逆照射するのだが、世紀のロイヤルスキャンダルのロマンティシズムが済し崩す。万感を込めた視線の交錯はオペラ観劇と宮中舞踏会という大状況下でデ・パルマチックにミニマムな心理を抽出。 (けにろん)[投票(1)]
ガンマン大連合(1970/伊=スペイン=独)★4 無駄なカットや余計な間もなく、どんどん話しが転がり理屈抜きで面白い。とはいっても底流には理想主義と同志賛歌がしっかり流れ、終盤のクライマックスで、その核心を革命、暴力、理想、同志、拝金の目まぐるしい攻防というアクションで見せきるエンタメ魂は見事。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
暗黒街(1927/米)★4 何を語るかについては、この三角関係にコクはなく型通りに留まる。しかし、どう語るかについてはすでにもう完璧。 [review] (寒山)[投票(2)]
太陽は光り輝く(1953/米)★4 馬の蹄と車輪が土を踏む音だけが粛々と響く。美しく力強い葬送シーンだ。飲んだくれ判事のだらしなさと、南軍退役軍人の頑なさを皮肉りながら、空疎になりがちな「進歩思想の本質」を理屈で語るのではなく“画”の強度で見せきってしまう見事なクライマックスだ。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
レディ・バード(2017/米)★3 軽やかかつ果断な編集のリズム。恐らくは敢えて回収されない話の末節。ファミリーと言うよりはホームの、もっと言えばホームタウンの映画。後景にホームタウンと言う社会的空間あってこそ、前景の青春劇も軽やかかつ果断な編集のリズムで綴る事が出来たのではないか。フィルム的な画像の質感と近過去設定の妙なマッチ感もその空間あってこそでは。〔3.5〕 (ハイタカ)[投票(1)]
グリード(1925/米)★4 序盤のこの奇妙な面子の勢揃いは何なのだろう。すでにこんな凄い映画があるから淀川さんはデヴィッド・リンチなど余裕で許容範囲だったのだとよおく判る。 [review] (寒山)[投票(2)]
フルスタリョフ、車を!(1998/仏=露)★5 フェリーニのシュールとクストリッツァの猥雑の中間形態の趣。そこに面白さが炸裂する瞬間が140分奇跡的に継続する。 [review] (寒山)[投票(3)]
ブルックリン(2015/アイルランド=英=カナダ)★3 女が男の選択に当たって甲乙つけ難い状況に至ったとき、それは成り行きで決まりかねない。女性心理を観察するこの物語はかかる事態を偶然の戦慄として捉える。 [review] (disjunctive)[投票(4)]
ブルックリン(2015/アイルランド=英=カナダ)★4 鎧のような分厚い緑色のコートが赤や黄色の軽快なワンピースへ変化する。それは、自由を獲得していく彼女の歩みの象徴だ。自由とは責任と孤独のことであり必ず迷いを伴うものだ。彼女を支えるのは「前進」という意思だ。毅然とした女性の笑顔を見るのは心地よい。 (ぽんしゅう)[投票(3)]
ブルックリン(2015/アイルランド=英=カナダ)★4 言ってみれば月並みな都会論の映画でしかないのだが、主人公シアーシャ・ローナンの面持ちが作品自体を大いに持ち上げ得た「女優映画」となっている。どこか原節子を連想させる大陸的で頑なな仏頂面が、笑みをこぼすとき何と愛らしく弾けることとなるだろうか。髪型やメイクの活躍も含めて、完璧な'50年代風美女を演じる彼女は、あらゆる障害を排して咲き誇る笑顔を持つ。 (水那岐)[投票(5)]
ハンナ(2011/米)★4 まあよくある少女テロリストものと言ってしまえばそれまでだが、監督がジョー・ライトだけに一味違ったほろりと苦い快作となった。 [review] (セント)[投票(1)]
ハンナ(2011/米)★4 物語の種々の要素がとっ散らかしのまま一向に消化されないので珍作感が甚だしい。また、アクションをやりたくて仕方なかったジョー・ライトがこの題材を選択したことに驚きはない。バスターミナルから地下道にかけての長回しをエリック・バナの格闘で締め括る、なんていう頑張り演出は微笑ましい限りだ。 [review] (3819695)[投票(4)]
リアリズムの宿(2003/日)★3 語り手のエゴが自らの課題を原作に接ぎ木している。リアリズムの宿に包摂されてしまうと前後の断絶のあまり、冬の日本海が時空を曲げたような文芸的な効果があらわれるのだが、もはや『リアリズムの宿』である必要はない。 (disjunctive)[投票(2)]
ライク・サムワン・イン・ラブ(2012/日=仏)★5 作中、BGM=背景音楽と呼べるものが無い。音楽は流れてもBGMという使い方ではない。あくまでラジオやオーディオステレオから流れてくる環境音のひとつだったりする。絶妙。凄い。 [review] (Myrath)[投票(2)]
女と男の観覧車(2017/米)★3 ウィンスレットの荒びと倦怠は未だしも若造との情事がのめり込んだよに見えず余裕の遊び半分に見え後半の展開がしっくり来ない。一線を越えたかの如きラスト大芝居は空転する。悪魔チックな火遊びガキやトリッキーな照明。ピースは揃ったが噛み合わない。 (けにろん)[投票(2)]
女と男の観覧車(2017/米)★4 「女」でいたい、満たされ願望の強い中年の弛緩したカラダをあらわにしたジニーケイト・ウィンスレットのヒステリックさがお見事。赤・ブルー・オレンジなどのライティングを上手く使い分けたワンショットも好感度高し。 [review] (jollyjoker)[投票(2)]
女と男の観覧車(2017/米)★4 ブリキ玩具のような毒キノコ色のコニーアイランド。どす黒いオレンジ色に染まる女の部屋。窓外には観覧車が血を滴らせた骸骨のような姿をさらす。いつしか女を包む希望もどきの青ざめた光も生気なく虚ろだ。女は自分の閉塞と願望の振れ幅の極端さに気づいていない。 [review] (ぽんしゅう)[投票(4)]
女と男の観覧車(2017/米)★5 うーん、これはまた本物の映画を撮られましたネ。これを見て、人生という基本部分はコメディであり、時折歓びがあり、それに伴う悲劇が生じるということがよーく分かります。 [review] (セント)[投票(2)]
女と男の観覧車(2017/米)★5 ややもするとウディ・アレン最大の傑作。一段と怜悧冷徹に冴え渡った話術の冷血もさることながら、何より、これほど視覚的に充実したアレン映画はかつて見たことがない。ヴィットリオ・ストラーロ久方ぶりの大仕事であり、ストラーロ謹製のアスペクト比一対二画面の作としても最良の成果物に数えられる。 [review] (3819695)[投票(4)]
ベリッシマ(1951/伊)★4 気が付くと画面はずーっとしゃべっていた。途切れない字幕。さすがレアリズモ。私の親戚にもご近所にも似た人(一日中お喋り、押しも強い)が居る(笑)。小品だが、暖かくまとめた。的確な画はヴィスコンティだが、目の付け所はザヴァッティーニらしく、素晴しい。 (KEI)[投票(1)]