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ゑぎさんのお気に入りコメント(1/131)

パターソン(2016/米)★4 正確な色名には皆目自信ないが、耳馴染みのある範囲で云えば群青あたりが近いだろうか、アダム・ドライバー宅の内壁や彼の制服の群青色が画面の基調を成す。そのアキ・カウリスマキ的でもある青がひたすら心地よく、奇矯さも覗かせていた前二作を経てジム・ジャームッシュの画面造型は円熟を迎えている。 [review] (3819695)[投票(6)]
パターソン(2016/米)★5 私はトーク番組が好きで、そこで語られるその人の日常を見聞きするたびに、それらの全てが映画の題材と成り得るなと思っているのだが、そういう意味でパターソンに住むパターソン氏の日常だけが懇切丁寧に描かれた本作は、ある意味最高に映画的な映画であった。 [review] (ナム太郎)[投票(5)]
野性の少年(1970/仏)★5 実直な博士が考察を記録する静謐なリズムと四足歩行を物にした子役の身体性に加え忍耐の連続を見守る家政婦の共闘者としての立ち位置が表出する喪失されたマザーコンプレックス。19世紀初頭を再現した美術と衣装と撮影。アイリスも映画の説話性にフィット。 (けにろん)[投票(2)]
龍三と七人の子分たち(2015/日)★3 9ダーツで逃げ出す意味がわからない。もっと危ない奴等だと察知できる箇所はあっただろうに。「おひけえなすって、おひけえなすって」からのやり取りはそこそこ笑えた。 [review] (IN4MATION)[投票(1)]
三度目の殺人(2017/日)★3 凝視の効用。その人の貌がその人の貌であることをやめて、既知の表情が未知の面影を宿し始める。それはそれで映画的なイメージの融解と結合の瞬間なのかも知れず。落とした涙の「真偽」をめぐる反問は、それが何より映画の中の虚構であることを通じて映画論的言及の端緒となる。映画とは人々が信じたがる物語の「空っぽの器」。しかし「空っぽの器」は人々が信じたがる物語ではない。〔3.5〕 (きめこめ)[投票(2)]
幸せをつかむ歌(2015/米)★3 あまり狭い範囲のキーワードで映画作品を括るのは好まないのだが、これはだらしないロッカーに見事なりおおせたメリル・ストリープの奮戦の映画であり、同時に実の娘であり美貌には恵まれないが強烈な印象を残すメイミー・ガマーの映画であると断言してよいだろう。ハートウォーミング・コメディとしては絶望的に凡庸なこの一篇を映画史の闇に捨て去りきれないのは、やはりそのポイントゆえなのだ。 (水那岐)[投票(1)]
レイチェルの結婚(2008/米)★4 しくじりと恥の多い人生であっても、その日々の積み重ねは大切な意味をもち、かけがえのないものだと思わせる映画だった。 [review] (シーチキン)[投票(1)]
レイチェルの結婚(2008/米)★4 厭らしさの見本のような撮り方だ。無遠慮に被写体に寄るドキュメンタルな手持ち。虫酸の走る素早いズーム。画質の差を露骨に設けたカメラの切り替え。それらが息詰まる演技空間の形成に与かっていることも否定できず悔しいが、しかし私の胸に残るのはどうしてカサヴェテスだけがあれほど偉大なのかという謎ばかりだ。 [review] (3819695)[投票(3)]
レイチェルの結婚(2008/米)★4 アメリカ映画では珍しいホームドラマだ。姉の結婚式に戻って来る招かれざる客という存在の妹。この家庭にほとほと疲れたのか嫌々式にだけ戻ってくる元母親。そしていい娘役を演じていた姉もこの家から旅立とうと(逃げ去ろうと)している、、。 [review] (セント)[投票(3)]
不思議惑星キン・ザ・ザ(1986/露)★4 ユルさがことさら強調されるけど、とてもよく出来た、むしろ計算高い映画だと思う。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(3)]
ミスター・ノーボディ(1975/独=仏=伊)★3 絵は豪勢だし、テーマもいい、テーマ曲もいい。けど主人公の所作がうざい。そして冗長。 [review] (おーい粗茶)[投票(2)]
アデルの恋の物語(1975/仏)★4 「情熱的な恋愛とその成就」と言う一人の才気ある娘が夢想した自己実現の物語は、「偉大過ぎる父親」と言う桎梏に暗に縛られ続け、遂に挫折する。娘はその名前を無言のまま鏡の表に指で描き込み直ぐに揉み消す。手紙が介したその「物語」の宛先にこそ、娘が拘り続けた本当の相手がいた、と言う物語。 (きめこめ)[投票(3)]
オン・ザ・ミルキー・ロード(2016/セルビア=英=米)★3 序盤★5〜終盤★2。まるで躁鬱病の躁から鬱への緩やかな症状転換を2時間かけて見守ったような具合だ。 [review] (寒山)[投票(3)]
オン・ザ・ミルキー・ロード(2016/セルビア=英=米)★5 ここ数年来見た映画がへなちょこ映画に見えるほど、怒涛のようなエネルギーに満ちた映画です。映画とはそもそもこういうものだったんだと、思い起こさせるに十分な、これぞ傑作であります。人間の生きるに必要な根源的なもの、愛の形でさえここに存在する。スゴイ!脱帽。 (セント)[投票(1)]
ダンケルク(2017/英=米=仏)★4 思っていた感じとは少し違ったが、重厚でスケール感ある画が楽しめる。 [review] (シーチキン)[投票(6)]
ダンケルク(2017/英=米=仏)★3 演出家としてのクリストファー・ノーランは、高踏的な気取り屋どころか段取り下手で空回ってばかりのファイト先行型だ。だから憎めない。無言活劇たる第一シーンの緊張感が白眉で、モブ演出もさすがに気合十分で嬉しい。しかしノーランでダンケルクなのだから、もっともっと人頭の過剰で圧倒してほしい。 (3819695)[投票(8)]
ダンケルク(2017/英=米=仏)★5 名も無き兵士たちと共に溺れ、焼かれ、飛び、落ち、逃げ、今、帰ってきた!映画の原始的な体感を味わう。IMAXの超高精細なフィルム映像が、半端ない没入感を生み出す。凡百の映画がCG臭をファブリーズするのに心血を注ぐ中、フィルムに拘る熱い映画バカ、ノーランの美学が炸裂する。 [review] (まー)[投票(5)]
ブギーナイツ(1997/米)★5 十円玉、ウィキペディアで見たら裏と表は便宜上そう呼んでるだけなんだってさ [review] (週一本)[投票(2)]
燃える戦場(1969/米)★3 声の映画である。セクスィヴォイスがマイケル・ケインを只者にはしておかず、海軍の語学屋である彼を密林の戦場に順応させ、拡声器の声の歪みが、高倉健の本性と思われる官僚的な冷たさを露曝せずにはいられない。 [review] (disjunctive)[投票(1)]
リオ・ロボ(1970/米)★5 冒頭の列車強奪劇、説明的なセリフは殆ど無く、登場人物たちの行動を眺めているうちに意図が判明し、その手際の鮮やかさに魅了される。 [review] (緑雨)[投票(2)]