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ゑぎさんのお気に入りコメント(1/147)

男はつらいよ 寅次郎紅の花(1995/日)★4 カットを細かく割っていられない現場の焦燥が期せずしてホラー映画の画面を構成する。冒頭の美作滝尾の駅舎の窓口に顔を出す寅。奄美で満男と遭遇するそれ。どちらもワンカットで彼は現れギョッとさせる。もはや亡霊であり、それが廃墟を彷徨うのである。 [review] (disjunctive)[投票(3)]
男はつらいよ 寅次郎相合い傘(1975/日)★5 この説得力は何だ。 [review] (ぱーこ)[投票(8)]
フランケンシュタイン(1931/米)★5 「高所で命を得る怪物」「水面に浮かぶ花」「水に沈む少女」「水平に運ばれる少女の亡骸」「高所へ逃げる怪物」 映像で示される高低の設計。世界の頂上で鏡あわせに向かい合う、博士と怪物、造物主と被造物、神と人間。美しい。 (ペンクロフ)[投票(3)]
お茶漬の味(1952/日)★4 スウェーデン大使(?)の娘(上流)と長野県出身の男。見合い結婚した夫婦の物語。よくある話だが、微に入り細に描き込んで説得力があり、そんな話の代表作と言える。下記、音楽、歌曲について触れる。 [review] (KEI)[投票(3)]
コントラクト・キラー(1990/フィンランド=スウェーデン)★4 キートン『ハード・ラック』から始めて話は脱線を繰り返し最後に元に戻る(含『ハード・ラック』のネタバレ)。 [review] (寒山)[投票(3)]
踊る大紐育(1949/米)★4 野暮で無垢な男3人の水兵服の白色に鮮やかに映えるテーマ色を、黄(ベティ・ギャレット)、緑(ヴェラ・エレン)、赤(アン・ミラー)に設定した衣装の色彩設計が見事。各カップルが競う歌と踊りも素敵だが圧巻はやはり6人勢ぞろいパートのにぎやかさ。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
巴里の屋根の下(1930/仏)★3 大雨から一転、遠い歌声が重なる屋根の煙突群から階下の群衆の合唱へ至る音の立体設計。さらに、酒場の喧騒やガラス扉、列車の汽笛に遮られて聴こえない会話や乱闘の騒音。「見せない」と同じぐらい「聞かせない」ことの演出効果を痛感するトーキー黎明期の意欲作。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
きみの鳥はうたえる(2018/日)★4 払暁のペイルオレンジの光に照らされ続ける時だけ、クズ男は明朗で優しい男の一面を誇示し続けられる。白昼では無神経で、粗暴で、人の心を意に介さない人間だというのに。これこそが青春の刹那的な特性そのものであり、そのタイムリミットを迎えればただのガキの甘えとしか断じられない虚像だ。柄本佑 がそんなろくでなし青年を好演。 [review] (水那岐)[投票(4)]
万引き家族(2018/日)★5 今の社会の在り様がいろんなごまかしのうえに成り立っていることを思い起こさせてくれる映画だ。 [review] (おーい粗茶)[投票(5)]
アメリカの友人(1977/独=仏)★5 意外な結末や鮮やかな驚きなどスリラーに、こと映画にはどれだけ必要なのだろう?まるで不可解、謎も謎のまま、肌触りよく。電話のベル、サウンド、ミュージック。街、灯りと闇、列車、そして車。気怠く、しかし心地よい悪夢のような、美しい悪夢のような。 [review] (週一本)[投票(1)]
嘆きの天使(1930/独)★3 授業まえに必ず鼻をかむ無粋に気づかず、生徒の顰蹙と蔑みの視線を薄々感じつつ、八つ当たり的厳しさでコンプレックスを癒す威厳なき裸の権威主義男は、艶麗な罠に自ら進んで堕ちた。何故なら男は小鳥のさえずりに心和ませる優しく無防備な男でもあったから。 [review] (ぽんしゅう)[投票(2)]
バルタザール どこへ行く(1964/仏=スウェーデン)★3 突き離した視点でロバの一生の断片を重ねることで、胸糞悪い人間という生き物の罪深さが浮かび上がるという語り口の画期性。 [review] (緑雨)[投票(1)]
マッチ工場の少女(1990/フィンランド)★4 ブレッソンからどんどん脱線していく(含『ラルジャン』のネタバレ)。 [review] (寒山)[投票(4)]
人生劇場 飛車角(1963/日)★4 佐久間良子は幾ら絶叫芝居をしても爽やかさが微妙に残りベトつかず、この余裕が全編を支えている。お千代坊の本間千代子は本作から芸名を貰った訳ではない。これ以前に出演作があるからである。 [review] (寒山)[投票(2)]
しとやかな獣(1962/日)★5 金に細かい新藤色の勝った作品で、戦後とともにどんどん煮詰まり行く彼の閉塞感の優れた中間報告の趣。続編は『絞殺』か。 [review] (寒山)[投票(3)]
冬冬の夏休み(1984/台湾)★5 冬冬の折り重なる目撃が大人の事情を垣間見た混乱の冗談である一方、妹の婷婷の寒子目撃は直截に心のなかに飛び込んでくる。この非対称性の巧みさ。 [review] (寒山)[投票(2)]
男はつらいよ 寅次郎恋歌(1971/日)★4 母とは何か。 [review] (ぱーこ)[投票(5)]
止められるか、俺たちを(2018/日)★3 邦画斜陽期のどん底で映画を創り続けるために社会を挑発し続ける。映画好きの若者たちの、そんな無邪気で頑固な“意志”と、貧乏プロダクションの智恵と意地の“居直り”が、あの若松映画のアナーキーさの根源だったことが伝わるだけでファンとしては充分満足。 [review] (ぽんしゅう)[投票(1)]
幸福〈しあわせ〉(1965/仏)★5 モーツァルトの音楽のように完璧な幸福の光景が、微かな亀裂によって、恐るべき光景へと変じていくこと。素晴らしい色彩設計、フォーカスやカット割りの実験性にも関らず、ミニマルな演出による最大限の効果をもあげていることの驚き。 [review] (煽尼采)[投票(5)]
幸福〈しあわせ〉(1965/仏)★5 恐怖を覚える程に余りに唐突に襲い来る喪失感と瞬く間にそれが過去の出来事として忘却される様は、家族という関係の危うい本質を衝き確かにそんなものだと思わせる深遠さがある。絵のように美しい画面だが実の親子だという4人のリアリティはドキュメンタル。 (けにろん)[投票(8)]