コメンテータ
ランキング
HELP

ゑぎさんのお気に入りコメント(40/202)

ガス燈(1944/米)★4 バーグマンの上手さも光るが、シャルル・ボワイエの怪演っぷりから目が離せない。表情、視線、声色、所作、いずれも見事。ガス燈というタイトルも味わい深い。 (irodori)[投票(1)]
悪の階段(1965/日)★3 大衆小説ネタのノアールに新味はないが、各俳優の持ち味を交錯させて巧み。彼等が好きなら愉しめる作品。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
悪の階段(1965/日)★4 プロット自体はややありきたりだけど、雰囲気に酔える魅力に溢れる。特に、音楽の使い方が抜群に素晴らしい。 [review] (緑雨)[投票(2)]
悪の階段(1965/日)★4 予想を超える展開や抜きん出た名演などなくとも、何をどう見せれば客は映画を映画として楽しめるかを知り、その選択と加減さえ誤らなければ自ずと映画は生まれるという好例。主役は光と影で、ポイントはあらゆる意味において主体を持たない団令子の存在。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
悪の階段(1965/日)★5 素晴らしき哉フィルムノワール。光の使い方が抜群で、画面の構図もいちいちピシーッと決まっている。音の入り方もカッコイイ。類型的な演技ではあるが、それがまた「お決まりの美学」で魅せてもらえてフルフル感動。惜しむらくは話がちょっと…。 [review] (tredair)[投票(1)]
悪の階段(1965/日)★5 ヌメッとした黒と、光の白。すごいのだ。これさえあれば映画だ、という気分になってしまうくらいに。これまた山崎努のギョロ目にぴったりなんだよなー。 (オノエル)[投票(3)]
大番頭小番頭(1955/日)★3 勉強中に歌い出しちゃう娘。その進行と間合い、そしてカメラが妙に滑らかで映画特有の奥深さを感じた。限りなくオーソドックスな喜劇系作品だけど、ちょこっとしたところでカメラが光る。何気に撮影が「上意討ち 拝領妻始末」の山田一夫さん、なるほど納得。 (リヤン)[投票(1)]
マリッジ・ストーリー(2019/米)★5 纏う体裁が裁判の交渉論理の前に崩れ落ち本音が露呈される。そこに至る過程が過去時制を極力廃し進行形事象で畳み込まれチャレンジング。内省的とも言える夫婦2人を外堀から埋める作り込みギリの弁護士2人も好コラボを形成。致命的じゃないのが余韻を残す。 (けにろん)[投票(4)]
パラサイト 半地下の家族(2019/韓国)★4 アカデミー受賞の翌日、ミーハー心に背中を押されて観に行った。 久々に見る満員の客席。でも、観終わったときに最初に思ったのが「『万引き家族』観なきゃ」だった。 [review] (tkcrows)[投票(5)]
パラサイト 半地下の家族(2019/韓国)★3 予想していた程の衝撃の展開もなく、変に上品な印象。ディドゥント・ユー? ☆3.6点。 [review] (死ぬまでシネマ)[投票(3)]
パラサイト 半地下の家族(2019/韓国)★5 人物を型通りに造形したことでストーリーのエンジンとして使いやすくし、加速もコーナリングも思いのままに操った運転能力に賛嘆のほかない。舞台となる豪邸の造形もすごいが、この豪邸から寄生家族の自宅に戻る道への下降感覚が強烈で、消えゆく中間層へのレクイエムとしてのこの作品の性格が実に露わだ。 (ジェリー)[投票(5)]
ジェラシー(2013/仏)★5 最良のロメールやホンサンスにも遜色のないボヘミアン風恋愛コメディ(!)の傑作。常により多くの光と見晴らしを求めてモノクロの街頭を渉猟する夜蛾のあえかな玲瓏。アンジュ・ガルディアンとしての愛娘の存在が効いている。神の視点ならぬ天使の視点9/10 (袋のうさぎ)[投票(1)]
初恋(2019/日)★3 どこが「初恋」やねんと観ていたら、なんのなんの、しんみりと良いタイトルじゃないですか。90年代に香港、米国、日本を席巻した悪党入り乱れての逆転&逆転劇は三池崇史の本家返りを思わせて懐かしい。とはいえ往年のタメとキレがないのは寄る年波のせいか。 [review] (ぽんしゅう)[投票(3)]
初恋(2019/日)★4 絡み合う各人の思惑と想いが過不足ないとも言え形骸的スタンダード仕様とも言えるのだが、土壇場での焦燥と錯乱が臨界越えると笑いに転じる様が程よく配置され、そこに三池の練達の境地を感じさせる。留守電のプロットは爆笑もの。ラストの余韻も鮮やか。 (けにろん)[投票(4)]
つぐない(2007/英)★4 マカヴォイの堺雅人状のサイコパス顔にナイトレイの受け口が咬み合うと、慄くような艶冶になる。これはかみ合わせの映画であって、達観しがちなマカヴォイには憐憫の余地が少なく、切実さは心象ではなく地勢に託され、男はダンケルクの立体的な浜をさまよう。 [review] (disjunctive)[投票(1)]
幼な子われらに生まれ(2017/日)★4 浅野忠信が出ているだけで映画の世界に必要以上に危険な空気が流れてしまうのは、良し悪しあるような。 [review] (緑雨)[投票(4)]
その女を殺せ(1952/米)★5 おそらく手持ちカメラによる殴り合いシーンの撮影や、列車と並走する車が窓ガラスの外に見える画の圧倒的なかっこよさ。低予算ながらスピーディー且つテク満載の演出で、リチャード・フライシャーの溢れんばかりの才気が漲っている。フィルム・ノワールの傑作! (太陽と戦慄)[投票(1)]
静かについて来い(1949/米)★4 オープニングから雨が印象的で、これが手に汗握るクライマックスに繋がるという作りがいかにも巧い。捜査過程で登場するマネキンの不気味さ。若きフライシャーの才気を充分に感じ取れる小品で、テーマ的にも後の傑作『絞殺魔』に繋がる部分があり興味深い。 (太陽と戦慄)[投票(1)]
バファロー大隊(1960/米)★5 順を追って証言で語られる、目を離させない展開。まるでジェロニモのような美しきストロード。白人が有色人種を広い心で受け入れるような平等主義的差別観はフォードらしいと処理するにして、彼の作品に似つかわない卑劣な犯罪が意外。ハンタータワーズの美男美女コンビも意外。 (動物園のクマ)[投票(1)]
幼な子われらに生まれ(2017/日)★4 ディジタル・ライト・プロセシング映写であることは重々承知しているものの、粒子の粗いフィルム撮影の画面は今や滅多なく、やはり抗しがたく瞳を惹かれる(大塚亮が一六ミリで撮ったらしい)。IMAXや4DXも結構だが、これも「映画」ならではの、テレビドラマやウェブ動画には許されないルックだ。 [review] (3819695)[投票(5)]