[コメント] グレート・ディベーター 栄光の教室(2007/米)
いろいろ問題はあるとは思うけど肝要なところは抑えてあると思う。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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人の生き死にで言えばガンジーが近代化を拒否したせいで死んだ人間は物凄い数な筈なのでそれを結論に持ってくるのは危ういし、教師が共産主義を仄めかすけど共産主義が平等とかてんで嘘で階級が明白にあるし戦争もするし餓死はするしより悲惨なだけ。でもまあそんな事を入れ込んだら映画にならないっていうのは判る。
ディベートって体系的では無くて相手の論理をどう否定するかっていう部分がある。だからこの映画も右が間違ってたら左が正しいみたいなそういう表現になってしまう。ただジム・クロウ法の下でサバイバルしてる人たちはこういう考え方になってしまうのはやむを得ないと言われたら突っ込みようがない。
あと共産党とか基本的に政府の政策に全て反対している。だから政府が間違った事をしている場合、例えば企業の力が間違ったほうに強すぎるとかそういった事に正しい指摘になっている場合がある。そこから社会の是正に繋がる事はレアケースだけどまあ無いとは言えない。そういった感じに好意的に捉えることにしました。
結論としてはそんな事をいろいろ注意しながら見れば公民権運動のいろんな考え方を提示するものとして良いのかなといったところ。
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