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[コメント] スパイダーマン3(2007/米)

ごちそうさまでした!!・・・・・・。おかわり?
きわ

まずレビューを書く前に申し上げたい。1が上映されてから5年も経つにも関わらず、毎回毎回公開される年を待ちわび、迷いなく前売りを買い、劇場に足を運べる映画と出会えたことこそ、私の最上の喜びです。

そもそもアメコミヒーロー映画はわりと好きなんだ。ストーリーも笑いもベタすぎるほどベタなものが大好きだ。(例『バットマン』)その上昔から好きだった(映画あんまり好きじゃない人には名前を言っても「ふーん、知らんわぁ。」というリアクションしか返ってこない)俳優がヒーロー&ヒロインで出る。もうこれだけで期待もテンションも上がる。正直、駄作になろうと酷評されようとかまわないくらい、制作が決まったことだけで喜びだった。(6年前、雑誌スクリーンに載った記事を学校の図書館で読んだ瞬間は忘れない)そして、「駄作だとしても」なんて心配はよそに、1も2もエンターテイメントとしても人間ドラマとしても最高のものを創ってくれて、ほんとうにほんとうに満足。感激を通り越して感謝の域です。

さて今作は3。どんな人気シリーズも大抵3で終わる。今回もこれでシメなのだろう。寂しいけど、だらだらと続くよりは、一個一個に全力の情熱と時間をそそいでくれた方が嬉しいので、それは仕方が無いと納得できる。そして実際はどうなのか。ほんとにこれで終わるのか。

見た感じ、「終わらなそう」。というより、私は終わると思ったんだけど、他の人に聞いてみたら「どうも終わらなそう」。それは制作側の事情なのかもしれないし、サム・ライミ大先生の熱意がまだまだありあまってるのかもしれないし。

そして私が続編をみたいかというと、「どっちでもいい」。あったらあったでもちろん食べるし(観るし)なかったらなかったで私の心の棚、『バックトゥ・ザ・フューチャー』1,2,3の横に置かれることは決まっている。(実際の棚にも)そしてテレビ放映があれば何度でも観るだろうし、友達や恋人や旦那や子供に「いいから観ろ!」と半ば強制的に観せるのでしょう。そしてその隣で一人で泣くのでしょう。

相変わらずシネスケのみなさんからは「ブサイク」烙印を押されているMJキルスティン・ダンストの3での動向は、「ああ・・これは絶対みんなにブス、ビッチ言われるな確実に。」というシーンも含めたとしても、私は3でやっと本来の彼女(キルスティン)の持つ可愛らしさが映し出されたのではないかと思っています。だから今回そのへんは評価されると思ったのに・・でもコメンテータHobbit☆さんは気づいてくださってる・・・よかった。(お前は彼女のなんなんだ) そして、「ミルクくれよ。あとナッツ入りのクッキーある?え、ない?じゃ作ってよ。悪りぃな。」と、大家の娘になんぼイキってもなんかスケールの小さいダークサイドピーターはマジウケでした。(街中のダンスはほんと飲んでたペプシが噴き出ます)

追記:劇中のメイおばさんの台詞に「復讐心は人を醜いものに変えてしまう。自分を許しなさい。相手を許しなさい。」というのがありました。これはライミ監督がスパイダーマンの後ろにアメリカの国旗をはためかせたように、アメリカ人に対する訴えなんだと思う。「いい加減無意味な復讐はやめよう。お互いを許そう。」と暗に語りかけているに違いない。餓鬼っぽい憶測です。 (07/5/1 劇場)

(評価:★5)

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