[コメント] 夢売るふたり(2012/日)
夢を売るのではなく買うために壊れていく感情。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
夫の疑似恋愛がどんどん曖昧になっていく。逆に楽しんでいるのではないかとも思わせる。その行動も涙もどこまで本当で、どこまで嘘なのかわからない。本人もわからないと思う。
料亭で騙されていた女たち。その店にすでに男はいない。それでも楽しそうに男の話を自慢気にする。夢を買ってしまった。
夫のために尽くし続ける妻。感情的になったとしても切り替えが早い。強い。けどものすごく怖い。
あえて、妻の方はその役割は担わない。立場的にもビジュアル的にも成功率は高そうと思うのだけど。夫のためなら実はたやすいことだと思う。けどこの女、それでは面白くないのだ。
そこにもこの映画の怖さがあった。
妻が我に返ったときの突然の夢の終わり。ホッとした。
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