コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] オールウェイズ(1989/米)

確かに『ゴースト』との似てはいるが、テイストは随分異なる気がした。ゴーストは1組のカップルのプライベートな話で、個にしか焦点が当たらないが、『オールウェイズ』には、2人を慕い、応援してくれる沢山の仲間がいる。生き方としては、こっちの方に惹かれる。
Pino☆

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 ただ、何となく詰めの甘さが目立つ気がした。感動を呼ぶシーンはもっと徹底的に泣かして欲しい。切なくして欲しい。そういう点では、『ゴースト/NYの幻』の方が感情表現に長けていたように思う。

 それと、ハップ(オードリー・ヘプバーン)の存在が希薄になってしまったのは少し残念だった。最後でもう一度登場すると思って見ていたのだが、途中から一切登場しなくなったのは何故だろう(できなかったのだろうか?)。ピート(リチャード・ドレイファス)の哀愁漂う背中も良いが、この映画のラストには、オードリー・ヘプバーンの優しい微笑みの方が、似合う気がした。ラストに、そんな演出があれば、もっと良かったのだが。

 それにしても、「あなたの人生は終わったのだから、次は人のために使いなさい」という言葉は胸にジーンときた。俺は死んでも、利己的かもしれないと思うと、ちょっと情け無い・・・。

(評価:★3)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。