シーチキンさんのコメント: 更新順
ドリームランド(2019/米) | 指名手配された女銀行強盗に魅入られる17歳の少年、そして二人がたどる運命、というといささか陳腐ではあるが、それなりにリアルというか、必然が感じられる。それだけ無理のない設定、脚本ということか。 [review] | [投票] | |
ファンタジア(1940/米) | 良い音楽を聴きながら漠然とした空想にふける楽しさを感じさせる。途中、何度か心地よい眠気に襲われたが、退屈というより、心からくつろげる音楽と光景に心身の緊張がゆるみまくったという感じだった。 [review] | [投票(1)] | |
ノマドランド(2020/米) | 美しく、雄大な風景には観るべき価値はある。フランシス・マクドーマンドは演技とは思えない、自然体でリアルに感じられる。 [review] | [投票] | |
騙し絵の牙(2020/日) | わかりやすい解説を上手く物語にとりこんでまとめられている。後に残るものは少ないが、見ている間は十分楽しめる、手軽な一本。ただ個人的には池田エライザの出番がもっともっと、観たかった。 | [投票] | |
まともじゃないのは君も一緒(2020/日) | ややくさいところもあるが、清原果耶のちょっと突飛な奮闘振りがなかなか楽しい。それに成田凌の真っ直ぐな人柄を感じさせる芝居も好ましい。二人の今後の活躍を期待して、採点は甘め。 [review] | [投票] | |
私は確信する(2018/仏=ベルギー) | そこそこ面白いのだが、女主人公マリナ・フォイがなぜ、あそこまで入れ込むのか、さっぱりわからなかった。 [review] | [投票] | |
ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実(2019/米) | クリストファー・プラマー、エド・ハリス、サミュエル・L・ジャクソン、ピーター・フォンダといったベテラン名優が脇を固めるといい映画になる。戦争の悲惨な現実を示しつつ、素直に心に響く感動がある。 [review] | [投票] | |
あのこは貴族(2020/日) | 上の世界も下の世界も、それぞれが静かに、丁寧にまとめられて描かれ、それ故、違う2つの世界を描いていても映画全体の統一感がしっかりと保たれている。だからこそ2つの世界の話であっても一つの物語として、受けとめることができる。 [review] | [投票(1)] | |
スカイライン−逆襲−(2020/英=スペイン=リトアニア) | 「これホントにシリーズなのか?」という気がしないでもない。シリーズ1作目には、その時節ゆえ、わけのわからないまま滅亡する恐怖をひしひしと感じた。3作目になると、恐怖も何もなく、ただただ、よくわからん映画になっただけ、という感じだった。 [review] | [投票] | |
哀愁しんでれら(2021/日) | リアリティがある映画なわけではないのだが、不思議と現実にありそうな話にも思える。 [review] | [投票] | |
すばらしき世界(2021/日) | 終盤、役所広司がモップを持つシーンからラストまでの、一連のシーンは、胸に深く迫り心を揺さぶられる、神がかり的な出来映えだった。全編を通して、重層的というか深みがあり、映画として傑作だと思う。 [review] | [投票(4)] | |
機動警察パトレイバー 劇場版(1989/日) | 30年前の製作にもかかわらず、今(2021年)観ても、そのまま十分通用するほど面白い。それもSFとしても、刑事モノとしても、よくできている。何より企まれている「陰謀」が現代でもそのまま通用するアイディアとリアルさ、スケールになっているのが凄い。 [review] | [投票(1)] | |
ヤクザと家族 The Family(2021/日) | 暴対法など現代的な要素も入ってはいるが、物語の骨格は古典的なヤクザものでもある。またよくよく考えると、けっこう強引な展開も多い。 [review] | [投票(1)] | |
アースフォール JIU JITSU(2020/米) | これでも十分にバカバカしいのだが、もう一つ、突き抜けたバカらしさも欲しかった。この映画で語られている「JIUJUTSU(柔術?)」の意味不明さや、日本刀もどきの薄い鉄板なんかは好ましいと言えば好ましい。 [review] | [投票] | |
KCIA 南山の部長たち(2019/韓国) | 一人の男が追いつめられていく様を、ひりひりするような緊迫感の中で描いた、第一級サスペンス。だが、これが答えなのだろうか。あるいは事件から40年が経って、韓国はそれをようやく娯楽作として撮ることができるようになった、ということなのだろうか。 [review] | [投票(1)] | |
聖なる犯罪者(2019/ポーランド=仏) | 思っていたよりもはるかに真摯な映画だった。つらい経験や犯してしまった過ちがある時、人はどうしてしまうのか、また、どうすればよいのか、なんてことを考えさせられた。 [review] | [投票(3)] | |
キル・チーム(2019/米) | 題名の意味が本編で明らかになるが、「なるほど、軍隊はこうやって兵士を殺人者へと仕上げていくのか」と、慄然とするものがある。 [review] | [投票(1)] | |
キング・オブ・シーヴズ(2018/英) | コメディ調かと思ったら全然違った。高齢ゆえの可笑しさは随所にあるが、本質は堂々たる犯罪実録映画であり、主要な登場人物はれっきとした犯罪者である。 [review] | [投票(1)] | |
大コメ騒動(2020/日) | 往年の山本薩夫を思い起こさせるストレートな社会派娯楽映画で、底流にはヒューマニズムも感じさせる。それに指導者の切り離し、懐柔、分断、報道のあり方など、現代に通じるテーマも手堅く盛り込んで今どき新鮮な感じもする。 [review] | [投票(1)] | |
この世界に残されて(2019/ハンガリー) | 背景は激動の時代だが、映画ではそれをかすかに感じさせる程度にとどめている。その分、リアルさと、市井の暮らしのささやかな喜びの大切さをしみじみと感じさせる。 [review] | [投票(1)] |