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シーチキンさんのコメント: 投票数順

★4イノセンツ(2021/ノルウェー=デンマーク=フィンランド=スウェーデン)全編を通して不穏な迫力と緊張感のある良質なサスペンスだと思う。それに大友克洋の「童夢」にインスピレーションを受けたというだけあってか、超常的な力の描き方は、日本的というか、我々の想像に近いというか、相性が良いように思えた。 [review][投票]
★3リボルバー・リリー(2023/日)綾瀬はるかが貫禄たっぷりで魅せるガンアクションのかっこよさが堪能できる快作。物語りもさくさく進み、テンポよく楽しめるし、他の役者もケレン味あって良い。 [review][投票]
★4ナチスに仕掛けたチェスゲーム(2021/独)邦題はまるで頓珍漢。本作はナチスの暴虐さ、非人間性を真っ向から告発する映画だと思う。 [review][投票]
★2サントメール ある被告(2022/仏)観終わってから、フランス社会の現状を告発しているというのは何となくわかった。実際の裁判の記録をそのまま台詞に使うという手法が斬新だし、事件の特徴をよく表しているというのもわかる。でも映画としては退屈な部類だと思う。 [review][投票]
★4ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023/米)設定やストーリーがいささかわかりにくいが、このシリーズはそういうものにあまりこだわらず、ド派手なアクションを楽しむ映画だし、その点では十分満足できる。 [review][投票]
★3原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち(2022/日)樋口氏が判決で原発停止命令の根拠とした地震にたいする安全基準の不十分性、欺瞞性はわかりやすい。そしてそれを自ら取り組む裁判に積極的に生かそうとする河合弁護士のバイタリティは興味深くて面白い。 [review][投票]
★4アシスタント(2019/米)単調な作業が続く中で、心が磨り減っていく様を見せられるような映画。こんなものなのだろうというリアルさが半端ない。 [review][投票]
★3To Leslie トゥ・レスリー(2022/米)アンドレア・ライズボローの、情けなさをさらけ出した演技が見もの。物足りないところもあるが、観終わった後味は心地よい。 [review][投票]
★3大名倒産(2023/日)中盤まではあまりにくさい芝居と演出に辟易。終盤はやや持ち直した。庶民から見た、時の為政者の理想の姿を描く点では立派な時代劇になっている。また、京都の古刹をロケに使い、美術もそれなりに健闘し、雰囲気だけは時代劇大作にもひけをとらない。[投票]
★4サムジンカンパニー1995(2020/韓国)よくは知らないが池井戸潤の大企業小説みたいな映画だった。二転三転しながら、大企業であることを笠に着て人を人とも思わぬ奴らに義憤を感じさせる。 [review][投票]
★4告白、あるいは完璧な弁護(2022/韓国)近年では最上質のミステリー。二転、三転する物語のいずれもが、「うんうん、なるほど」と説得力があるだけに、それが覆されていく様は爽快でさえある。そして最後まで目が離させない駆け引きがたまらない。 [review][投票]
★2Rodeo ロデオ(2022/仏)何が言いたいのか、よくわからんかった。そもそも、何かを言わんとする映画ではなく、単なるバイク窃盗団のお話だったのかもしれんなあ。ごちゃごちゃしてて、今一つすっきりしない映画だった。 [review][投票]
★365/シックスティ・ファイブ(2023/米)どうしてもこの手のものは『ジュラシック』シリーズの二番煎じに見えてしまう。SFチックな未来装備をもった人間が巨大恐竜を相手にどう生き延びるのか、というのを描きたかったのだろう。変にタイムトラベルものにしなかったのは立派だと思う。 [review][投票]
★3ソフト/クワイエット(2022/米)不満と偏見をはじめ妬み、嫉みなどなど負の感情を栄養に憎悪が徐々に大きく育っていく様を、淡々と描いて心底恐ろしい。わずか90分の間で、それが現実になることを思い知ることができる。 [review][投票]
★2それいけ!ゲートボールさくら組(2023/日)固くてわざとらしい小芝居が目について、見ているこちらがこっ恥ずかしく、苦笑の連続だが、藤竜也はそんな中でも、落ち着いた自然な雰囲気でさすがという感じ。学芸会に毛の生えたようなものだが、そう思ってみれば、それなりには楽しめる。[投票]
★2ザ・ファブル(2019/日)これは原作を読んでないと面白くもなんともないと思う。アクションも原作の範疇を超えていなくて、映画としての面白みがない。[投票]
★3アラビアンナイト 三千年の願い(2022/豪=米)今一つ、わからん映画だった。独創的で奇抜な映画ではあるが、言いたい事はひょっとして、かなり普遍的で平凡なことなのだろうか。 [review][投票]
★3TAR/ター(2022/米)何がどうなっているのか、何が起きているのか、具体的に示されることはなく観る者が「こういうことが起きているのだろう」と想像しながら、その不穏な雰囲気と緊張感のある画作りを楽しむ映画なのだろうなあ。 [review][投票]
★5崖上のスパイ(2021/中国)最初の内は男優の区別がつかなくてちょっとわかりにくいところがある。しかし古典的なスパイ技術を駆使して虚実ない交ぜ、敵味方入り乱れてのスパイ合戦には、今日日、新鮮な、ゾクゾクするような緊張感があって楽しめる。 [review][投票]
★3せかいのおきく(2023/日)思い出したようにカラーが挟まれるが、これはやっぱりモノクロでないと観るのがちょっとつらい。幕末に近い江戸の町を舞台にしているだけに、世の中は大きく動こうとしているのだろうが、それらとは無縁に必死で生きる若者の姿を描いているから青春映画だな。 [review][投票]