[コメント] ザ・シューター 極大射程(2007/米=カナダ)
テンポよく進み、謎解きの要素は少ないがその分、緊張感あるアクションシーンが楽しめる。脚本もサバイバル技術に長けた最高の狙撃手を主役にしたアクションをどう魅力的に見せるかということを主眼に書かれた感じだった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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確かにアクションシーンはそこそこ楽しめるが、石油会社の利益のためにエチオピアの村を丸ごと虐殺した大企業、軍、政府までグルになった巨悪は一体どうなったのかと、なんとも後味の悪い物語になっている。
法の限界で巨悪が生きのびるという結末はありえる話だが、結局法ではどうにもならないし、虐殺の真の「犯人」には手が届きそうもないのでとりあえず目に見えた奴だけ腹いせにぶっ殺しました、ではなんともすっきりしない。
これでは「孤高の狙撃手」というキャッチコピーが泣こうというものだ。
あくまでアクションにこだわった映画としてみればそれなりに一貫はしているのだが、こういう終わり方は自分の好みとしては今ひとつだった。
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