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[コメント] クヒオ大佐(2009/日)

ユーモラスでよく出来た映画。特に独創的なオープニングには驚いた。クスクス笑いながら見る分にはぴったりとも言える。
シーチキン

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







あえて多くを語らず、画で見せる演出はいかにも映画らしくて楽しめた。とりわけ終盤の、弁当を食べながら堺雅人が子どもの頃を話すシーンは特筆すべき出来映え。堺の明るくて軽い口調と、モノクロでハードな画が心地よい緊張感のあるバランスを作り、実に味わい深い印象を生み出した。

このシーンが非常に良かっただけに最後の妄想の暴走シーンが悔やまれる。何の面白みも哀愁もなく、ただただ突飛なだけで後味を濁してしまっている。

その点は残念だったが、全体としては面白おかしく、良く出来た一本だった。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)ペパーミント りかちゅ[*]

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