ところどころ「？」という点もある。特に科学者の足にいきなりへばりついて登場するシーンなんかは、おかしいのだが、まあそういうところは本筋ではなくて、単純な本能に従って人に襲いかかる、そしてその度にでかくなるというのが、本当に怖い。

それに国際宇宙ステーションの描き方も、いかにもそれらしくて適度に本物っぽいのも良い。こういう「科学」らしさもこの手の映画の大事なポイントだよな。

『人喰いアメーバの恐怖』も続編が作られたが、この映画も今度は地球編で続編がつくられると良いなあ。そしていずれはＢ級ＳＦホラー映画として、日曜の午後のＴＶ洋画劇場くらいで安っぽく流してほしいし、それを一人でも多くの子どもたちに観てほしい。そうしてＳＦ映画好き、科学好きな大人になってほしいなあ。