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[コメント] 忍道 -SHINOBIDO-(2011/日)

設定も脚本も演技も、5、60年前の量産型時代劇の中の最低水準と同じくらいか。何かもう日光江戸村のアトラクションかと言いたくなるようなひどさ。期待の佐津川愛美も落差が大きく今ひとつ。
シーチキン

佐津川愛美にひかれて、仕事サボって見にいったが、あまりのひどさに、後ろめたさと後悔が増幅されてしまった。途中、席を立とうかとさえ思った。

特にひどかったのは研ナオコ。やる気も意欲も感じられず間延びした台詞をしゃべっているだらけた演技では見るのも嫌になった。よくあんなの出したなと思う。

肝心の佐津川愛美は、普通の町娘姿が似合わなさ過ぎた。怜悧な殺気がともなうようなシーンでは映えるのになあ。『悪夢のエレベーター』でもそうだったが、この人には冷酷さを秘めた役柄の方が似合うのではないか。

ただアクションシーンはつらかった。決めのポーズは様になっているが、練習不足か、動きが全然だめ。アクションになっていない。アクションシーン全体では、他のみながそこそこがんばっていただけに残念。

AKB48の何とかというのも出ていたみたいだが問題外。ただまあ、娯楽時代劇なんだから脇役に一人ぐらいああいうのがいたって許せる範囲ではあった。そういうのも含めて、5、60年前の量産型時代劇レベル。

しかし5、60年前はほぼ2週間に一本、時代劇が撮られるという大量生産の時代で、それらがホント、玉石混交だからひどいのがあっても大目に見れるが、この時代劇にとって厳しいご時世に、もうちょっとましな時代劇を撮って欲しいと思わずにはいられなかった。頼むよほんと。

(評価:★2)

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