[コメント] オリエント急行殺人事件(2017/米)
超有名で、今となってはありがちともいえるようになってしまった仕掛けだけに、言わば「逆算方式」でどう楽しませるかという映画にチャレンジしたのは立派。そして全体の雰囲気と、ベテラン俳優の貫禄には楽しめるだけのものはあった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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アガサ・クリスティの原作推理小説を読んだのは高校生の頃だから、細かい設定だとかあらすじさえも忘却の彼方だが、それでも本作を有名にしたトリックの概要だけは忘れようもない。
だから本作は最初から犯人がわかっている、言わば「刑事コロンボ」みたいな感じで観ることになるのだが、それを製作陣もある程度、了解しており、「料理に詳しいから調理人だった」なんて半分開き直ったような部分もある。
そういうところも含めて、豪華列車の旅で起こる殺人事件としての雰囲気を維持し続けたのは立派。それにケネス・ブラナーとミシェル・ファイファーの健闘は良い。さすがにベテランらしく、嫌味にならない程度の大仰振りは立派。
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