[コメント] ペンギン・ハイウェイ(2018/日)
松本零士の世界が好きな人なら気に入ると思う。もちろん私は気に入った、というか私もお姉さんに「少年」と呼ばれたい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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研究者っぽい雰囲気を上手くちりばめて、なんとなく「カガク」「SF」らしくしているのは立派。観察、仮説、実験、考察という流れだけが科学ではないのだけど、それらしくしているのは好感がもてる。
それに観終わっても、すべての疑問がなくなったわけではないのだが、そこそこは納得というか、「ああ、そうか」と思える物語にはなっている。
ただ本作の魅力はそういう物語よりも、きれいなお姉さんとおっぱいに淡い憧れをもつ男の子の一夏の経験という、いわば鉄板モノの冒険談なんだろうなあ。
お姉さんとチェスをしていた喫茶店とか、お父さんと宇宙の果ての話をしたカフェみたいなお店とか、他に乗客のいない駅や電車とか、いささか現実離れした感じもあるが、返ってそのくらいの方が本作には似合っていたと思う。
それになんだかんだ言ってもペンギンたちの造形はユーモラスで楽しげで良かった。
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