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[コメント] search/サーチ(2018/米)

映画における表現方法の一つの新しい可能性を切り開いた、とまでいうと言い過ぎだが、全編モニター画面内で展開させるという新工夫は新鮮味があった。
シーチキン

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







音声は台詞だからそう変わらないが、最近はモニターの性能が上がったからモニター内の動画もそこそこ鮮明、そして文字入力におけるためらい、逡巡、打ち直しなどや、マウスポインタの操作でその時の感情を演出してみせるのは、斬新な面がある。

物語の方もやや強引なところはあるが、ミステリー風味としてはそう悪くない。それにさりげなくネット社会、SNSの風刺みたいなところも取り上げて、この方式は意外にやれるなあと感じた次第。

娘の失踪から5日間で結末という早いテンポもネット社会のテンポに合っているかもしれない。ただ現実のネットやPCでは環境によってはフリーズしたり、グルグル回ったり動画再生が止まり止まりしたりと、本作の中ほどにはサクサク動かないんだよね。しかしそこまでリアルに描くとさすがに映画にはならんかなあ。

ところで本作には色々と思わせぶりな前振りはあるものの、基本的にはハッピーエンドで終わる。その製作者の姿勢は「甘い」と言われるかもしれないけれど、私には心地よかった。物語の迫力なり印象度によって勝負するのではなく、演出の工夫で観客に挑むという心意気が感じられたというのもあるし、こういう結末は人情という点で嫌いにはなれないのだ。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)ぽんしゅう[*] セント[*]

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