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[コメント] メイド・イン・バングラデシュ(2019/仏=バングラデッシュ=デンマーク=ポルトガル)

よくあるインド映画のようなノリの良いエンディングテーマやカラフルな服装とは裏腹なブラックな労働。その対比は、あきらめて生きるか、闘って生きるかの対比のようにも思える。
シーチキン

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







それは、法と自らの権利を知る者と、そうでない者との対比にも見える。

そして唐突なラストは、それらの対比された2つの世界の間を、おそらく揺れ動きながら生きていくことも含んでいるかのように思えた。

組合をつくるためにリーダーとなった主人公は後半、カラフルな服装ながら、夫に言われて黒いショールで頭部を覆った。そしてラストは、夫を振り切り、そのショールもとって役所へ押しかけた。その後、彼女は黒いショールをどうするのだろうか。

願わくは、彼女の進む道に光のあらんことを。

(評価:★3)

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