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[コメント] 宇宙大戦争(1959/日)

構想力と技術、そしてドラマが融合した映画としてどうだったのか。
シーチキン

1977年、『スターウォーズ』が最初に日本で公開された時、「あの程度の映画は日本では20年以上も前に作っていた」とのたまった批評家がいた。

それは一面では事実であったが、一部の特撮映画ファンは一方で、「確かにそうだが、しかしこの20年間、日本ではそれを超える映画は作られなかったではないか」という思いを抱いたのである。

なぜ、そうなったのか?

それは、技術のみでは人々の心に残る映画は作れないからである。SFとは技術や想像力だけでは成り立たない。それがフィクションである以上、心を揺さぶるドラマが無ければならないのである。

この映画は、技術のみの先走った結果ではないだろうか?

何か、ヒット作の類似品がぞろぞろ出てくる映画界に対して警鐘とすべき映画と思えてならない。

(評価:★2)

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