[コメント] 惑星ソラリス(1972/露)
この映画を観た価値は、「惑星ソラリス?観たよ。たいした作品じゃない。他にすることないんなら、観ればいいんじゃない?」と、言えることだ。
「SF映画史上の金字塔」というコピーと、キューブリックの向うをはった傑作という風評を聞いていて、いつかは見たいと思っていた。
たまたまリバイバルがかかったときに行ってきた。しかしまあ、2時間45分の長編だが、実にスローテンポでわけのわからん作品だった。
未来社会のイメージで、東京首都高をぐるぐる走り回っているのはまあ御愛敬としても、内容にしてもやたらむずかしぶっているだけで、テーマの必然性も説得力もなにも感じられない。
SFとしてもアイディアを生かし切れていない、ただの凡作としか思えなかった。
こういう歴史的(と言われる)作品は、見た、ということに価値がある、としておこう。
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